北京からマルク・ジーモンスがFAZ文化欄に書いている。ドイツキリスト教民主同盟の新アジア政策は、「世界秩序への疑問を、更に大きな声で、西洋に問い質す中国」と題して北京の党機関紙で大きく扱われた。前資本主義と覇権主義を組み合わせた、北京が提示して実践する政策が発展途上国で人気のある選択肢として注目されており、欧州大西洋的秩序による世界図が衰弱して来たことに対して、保護主義でなく米国のアジア統治戦略に乗って、欧州は一丸となってアジアを安定させようとする政策である。
それは先日のダライ・ラマの扱いなどに既に外交として表れているのだが、ジーモンスは、先ずそこでチベット問題自体を統治を裏打ちする中国五千年の伝説やそこでのCIAの活動を含めて簡潔に述べ、こうしたメルケル外交に重要な指摘をする。本来ならば民族の独立への信仰の自由と同時に「政教分離を掲げる事」で、各方面に受け入れられた筈であると。
ゆえにメルケル首相のダライ・ラマ歓迎は、長期的に見ればドイツの不利益であり、これはそのものキリスト教民主同盟の政策の表れなのだが、一体、中国が西洋のシステムとも共存出来るシステムの構築を目指しているのだろうかと疑問を呈する。さらに、根気良く続けられている外交的な「人権」やら「民主化」への圧力は、効を奏していない訳で、外部からの影響に鈍感ではない部位がゆっくりとそして絶えず自己増殖しているのかどうか?などの疑問が投げ掛けられ、共産党が「最重要視する安定」の、その一党独裁体制が継続するのかどうかはそこでは語られていないと締めている。
参照:
In die Mitte aller Dinge,
Angela Merkel stellt die Systemfrage:
Ihr Treffen mit dem Dalai Lama hat das chinesische Selbstverständnis ins Herz getroffen,
Von Mark Siemons, FAZ vom 16.November 2007
不破氏 【特別党学校】で「アメリカの力(ちから)」を論ず
(ポラリス-ある日本共産党支部のブログ)
それは先日のダライ・ラマの扱いなどに既に外交として表れているのだが、ジーモンスは、先ずそこでチベット問題自体を統治を裏打ちする中国五千年の伝説やそこでのCIAの活動を含めて簡潔に述べ、こうしたメルケル外交に重要な指摘をする。本来ならば民族の独立への信仰の自由と同時に「政教分離を掲げる事」で、各方面に受け入れられた筈であると。
ゆえにメルケル首相のダライ・ラマ歓迎は、長期的に見ればドイツの不利益であり、これはそのものキリスト教民主同盟の政策の表れなのだが、一体、中国が西洋のシステムとも共存出来るシステムの構築を目指しているのだろうかと疑問を呈する。さらに、根気良く続けられている外交的な「人権」やら「民主化」への圧力は、効を奏していない訳で、外部からの影響に鈍感ではない部位がゆっくりとそして絶えず自己増殖しているのかどうか?などの疑問が投げ掛けられ、共産党が「最重要視する安定」の、その一党独裁体制が継続するのかどうかはそこでは語られていないと締めている。
参照:
In die Mitte aller Dinge,
Angela Merkel stellt die Systemfrage:
Ihr Treffen mit dem Dalai Lama hat das chinesische Selbstverständnis ins Herz getroffen,
Von Mark Siemons, FAZ vom 16.November 2007
不破氏 【特別党学校】で「アメリカの力(ちから)」を論ず
(ポラリス-ある日本共産党支部のブログ)