Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

得体の知れない石碑

2007-11-16 | 
11月として天気は良いのだが外気は冷たくなった。朝晩は氷点下に達している。更に珍しく雪もちらついた。夜中も時折風が吹いたりしていたのでヒータを利かして床に入った。朝起きると、外は白くなっていた。

ワイン畑に残るアイスヴァインの収穫ももう少しだろう。午後は天気も良く、白いものは消えたが、今晩当たりは更に冷えそうである。

寒さでサボっていたので、久方ぶりに巡回の散歩に出かけた。数箇所アイスヴァイン用の葡萄が残されていた。流石に試食してみる気は起こらなかったが、触ってみると思っていた以上に水気があり柔らかい。確かに乾し葡萄ではワインは出来ない。

暫らく行くとあれだけ歩いている地域に係わらず、足を踏み入れたことのない区画があるのに気がついた。森に近い上部斜面なので下から見ていると、傾斜が落ちるその上部の様子が分かり難いからである。二重の十字架があり、その先も道が繋がっていることが知れた。

車を停めるとき以外は出発点と終着点が決まっているので、どうしても同じような方向を目指してしまう。途中、道沿いに忘れたようにある得体の知れない道祖神のようなも石碑を見つけた。根元が埋まっている様でもあり、かなり古いものには違いないが、文字などは読めなかった。

邑の土地境界石にしては細工が立派過ぎる。ワインの区画としては斜面の最上部にあるので、それほど重要な場所ではない。郷土史家に尋ねてみないと分からないだろう。

斜面の上に風が吹きつけ、日が落ちてくると急に寒くなってきた。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする