Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

言葉さえ浮かばぬお料理

2009-01-19 | 料理
独日協会の新年会であった。ただただ皆さんで注文した寿司を食べて、道具屋を出してという集まりである。

昨年は、変り種寿司トルテが出されて、寿司飯でない寿司の不味さのようなものを確認した。今回は、韓国蕎麦?に昆布サラダというちょっと面白いと思わせるものが供されたが、とても評判が悪かった。

準備の段階で昆布の堅さは良しとしたが、蕎麦がすでにもちゃもちゃしていたのを指摘すると、茹でて持ってくる内に伸びたと弁解していた。その時点で、この蕎麦は要らないと思っていた。

レンコンや蟹棒などかなり様々な材料を集めて、大分の時間を掛けて準備したことは明白で流石にそれ以上批判出来ないと誰もが思っただろう。

私の人格を知っているからか、「批評した?」とか聞かれて、「既にした」と答えていたが、正直「与えられるものは拒まないで総て胃に押し込んでしまう人間」が残してしまうという二十五年に一度もない経験をした。

今でも胃に収められなかった理由は分からない。二皿作って、一皿の殆ど手付かずとなったこの料理は一体なになのか?変り種料理は巧くいくことは少ないのだが、これだけ見た目には良くとも誰も見向きもしなかった料理は珍しい。

流石に私も、掛けてあげる言葉さえ浮かばなかったのである。新年から大丈夫だろうか?


参照:塩気の欠けた米国の話 [ 生活 ] / 2008-01-22
コメント (4)
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