知らず知らずに足を突っ張ったりして週末歩いたので、全身に疲労が残っている。あれだけトレーニングしていても、使う場所や使い方が違うとその筋肉への負担はあまり変わらず、昔から言われるように、使いたい筋肉を使う運動をしなければ本当に強化したことにはならない。更に昨晩のフランクフルトのアルテオパーの客席は咳が途絶えなかった。CDを配達した郵便のお兄さんも同じ咳をしていて、肺炎かインフルエンザか知らないが全く同じ風邪が大流行している。私が何処で感染したかは知らないが、三週間目の今も咳は完全に止まらず愚図愚図した状態である。
先日来話題となっている天文学者ティコ・ブラーエの遺体発掘と調査は意外な興味を持たれて行われていると知った。デンマークを旅行して一度は戯曲「ハムレット」に所縁のあるといわれるヘルシンボーの城を見学したことのある者なら、その謎解きが一層興味深い筈である。それは全く奇想天外なペーター・アンデルセンの仮説である。その根拠をなすのが天文学者の従兄弟のエリックの「私の罪」と称する日記であり、疑惑である。
それによれば、当時のデンマーク国王クリスチァン四世により、国王の母親と天文学者の情事の噂を受けて、特命を受けたと言うのである。つまり、国王はハムレットであり、ブラーエは父親を殺害した義理の父クラウディウスとなる。丁度それは、ヨン・ヤコブソンの「地道説者の国王の側近に修正天動説のブラーエが狙われた」とする説にも符合することになる。その辺りが、シェークスピアに与えた創作動機となるらしい。
さらに、 - To be or not to be – T.Bとこの天文学者のイニシャルまで挙がる。水銀中毒とされるその質量を細かく調べると、それが当時天文学者が従事していた錬金術によるものなのか、それとも他殺によるものかが判明するだろうと期待されている。
参照:
War Hamlets Onkel Astronom?, Lorenz Jäger, FAZ vom 18.11.2010
ヨハネス・ケプラーのワイン樽 2004-11-17 | 数学・自然科学
先日来話題となっている天文学者ティコ・ブラーエの遺体発掘と調査は意外な興味を持たれて行われていると知った。デンマークを旅行して一度は戯曲「ハムレット」に所縁のあるといわれるヘルシンボーの城を見学したことのある者なら、その謎解きが一層興味深い筈である。それは全く奇想天外なペーター・アンデルセンの仮説である。その根拠をなすのが天文学者の従兄弟のエリックの「私の罪」と称する日記であり、疑惑である。
それによれば、当時のデンマーク国王クリスチァン四世により、国王の母親と天文学者の情事の噂を受けて、特命を受けたと言うのである。つまり、国王はハムレットであり、ブラーエは父親を殺害した義理の父クラウディウスとなる。丁度それは、ヨン・ヤコブソンの「地道説者の国王の側近に修正天動説のブラーエが狙われた」とする説にも符合することになる。その辺りが、シェークスピアに与えた創作動機となるらしい。
さらに、 - To be or not to be – T.Bとこの天文学者のイニシャルまで挙がる。水銀中毒とされるその質量を細かく調べると、それが当時天文学者が従事していた錬金術によるものなのか、それとも他殺によるものかが判明するだろうと期待されている。
参照:
War Hamlets Onkel Astronom?, Lorenz Jäger, FAZ vom 18.11.2010
ヨハネス・ケプラーのワイン樽 2004-11-17 | 数学・自然科学