電子メールによる挨拶を世界中に配信したが、遅くなり過ぎなかったのか、それともネットの方が既にそれに備える体制が出来ているのか、二時間もしないうちに多くのお返しなどの反応が集中してあった。ニ三年前とは違って、イヴにPCの前に座るのが普通になってきている証拠である。逆にこれからは反応が遅いと不思議に思うようになるかもしれない。
第九交響楽の録音を急に聞き出した。気になったことがあったからだが、とても面白く、大分理解できたこともあった。今晩も時間があればカイザー教授のそれについての文章を読んでみたい。暮れの第九ブームには便乗したこともなかったのだが、色々と分かるとそれもなんとなく理解できた。
そしてよく飲んで食べた。風邪気味のところで飲み過ぎたので、アルコールが体に残っている。この残り方は、バッサーマン・ヨルダン醸造所のワインの酸の灰汁に関連しているように思われる。今回の2007年産よりも2009年産の方が木樽を使うようになっているので更に質は上がってるだろう。また、外回りの責任者には日ごろから圧力をかけているので悪くはならないだろう。まあ、明仁天皇陛下は我々とは違い量を飲むこともないだろうからこの差には気が付かれないであろう。明くる日とかにも飲まれないだろうから、余計にその差は分かりにくい。
こうして直接比較すると、1990年代の終盤から2000年代の初期には、ブュルクリン・ヴォルフ醸造所と他の名門醸造所との実力差はクラス違いであったのだが、自らの店頭の者も実際に醸造している者もそれに確信を持たないどころか十分に気が付いていなかったように思われる ― 要するにお客さんへのグランクリュの勧め方がまだ確立していなかった。価格においては十分にそれだけの値札が付けられているが、顧客さんもその差異については十分に理解していなかった。ドイツで一番高額のグランクリュを輩出して、それをこの十年間それを牽引してきて、そしてまだ今後もその地位は当分揺るぎそうにはない。
それでもバッサーマン・ヨルダン醸造所のイエズイーテンガルテンは十分に素晴らしかった。前回に飲んだ2006年産とは比較にならない。しかし、その酸の重さや質にはもはや最高点を与えられない。レープホルツ醸造所の酸と比較すれば一目瞭然である。甘さと酸の量感でバランスをとってもそれはバランスが壊れだすとどうしようもない。もう少し、葡萄に投資すべきである。これはこれで見事だったのだが、腹立たしいのは、この侭、熟成させてもそれほど大きな開花をしないことがわかるときである。やはりステンレスの樽では駄目だった。親方が漸く認めた通りである。
昨日からの雪は止んだが、また明日降るようだ。これでここでは三度目かのホワイトクリスマスを迎えることが出来た。外気温は零下七度からまだ冷えそうであるから、月曜日の朝にどこかを滑れたら面白いと思っている。そのように合衆国の三世の遠縁のものにはメールした。
それにしても雪の休日の静けさはなんと素晴らしいものだろう。毎日がこのような感じであれば、どれだけ創造力が働くだろう。日曜日に商売するなどは下の下である。とは言いながら、昨今は法的に可能となった、日曜日の焼きたてのブロッチェンの美味いこと。
第九交響楽の録音を急に聞き出した。気になったことがあったからだが、とても面白く、大分理解できたこともあった。今晩も時間があればカイザー教授のそれについての文章を読んでみたい。暮れの第九ブームには便乗したこともなかったのだが、色々と分かるとそれもなんとなく理解できた。
そしてよく飲んで食べた。風邪気味のところで飲み過ぎたので、アルコールが体に残っている。この残り方は、バッサーマン・ヨルダン醸造所のワインの酸の灰汁に関連しているように思われる。今回の2007年産よりも2009年産の方が木樽を使うようになっているので更に質は上がってるだろう。また、外回りの責任者には日ごろから圧力をかけているので悪くはならないだろう。まあ、明仁天皇陛下は我々とは違い量を飲むこともないだろうからこの差には気が付かれないであろう。明くる日とかにも飲まれないだろうから、余計にその差は分かりにくい。
こうして直接比較すると、1990年代の終盤から2000年代の初期には、ブュルクリン・ヴォルフ醸造所と他の名門醸造所との実力差はクラス違いであったのだが、自らの店頭の者も実際に醸造している者もそれに確信を持たないどころか十分に気が付いていなかったように思われる ― 要するにお客さんへのグランクリュの勧め方がまだ確立していなかった。価格においては十分にそれだけの値札が付けられているが、顧客さんもその差異については十分に理解していなかった。ドイツで一番高額のグランクリュを輩出して、それをこの十年間それを牽引してきて、そしてまだ今後もその地位は当分揺るぎそうにはない。
それでもバッサーマン・ヨルダン醸造所のイエズイーテンガルテンは十分に素晴らしかった。前回に飲んだ2006年産とは比較にならない。しかし、その酸の重さや質にはもはや最高点を与えられない。レープホルツ醸造所の酸と比較すれば一目瞭然である。甘さと酸の量感でバランスをとってもそれはバランスが壊れだすとどうしようもない。もう少し、葡萄に投資すべきである。これはこれで見事だったのだが、腹立たしいのは、この侭、熟成させてもそれほど大きな開花をしないことがわかるときである。やはりステンレスの樽では駄目だった。親方が漸く認めた通りである。
昨日からの雪は止んだが、また明日降るようだ。これでここでは三度目かのホワイトクリスマスを迎えることが出来た。外気温は零下七度からまだ冷えそうであるから、月曜日の朝にどこかを滑れたら面白いと思っている。そのように合衆国の三世の遠縁のものにはメールした。
それにしても雪の休日の静けさはなんと素晴らしいものだろう。毎日がこのような感じであれば、どれだけ創造力が働くだろう。日曜日に商売するなどは下の下である。とは言いながら、昨今は法的に可能となった、日曜日の焼きたてのブロッチェンの美味いこと。