バイオエタノールがガソリンに混ぜられてから一年以上経つ。石油会社は6.25%の割合でこれを売り上げないと罰則金を支払わなければいけないため躍起であるが、E10と呼ばれる10%のバイオエタノールの混ざったガソリンは全ガソリンの13%しか使用されていない途中経過が出た。
現在のドイツ車の99%は全く問題なく安いE10で走れるに拘らずである。この結果には驚いている。ドイツの合理性はその経済性から生じるのと昨日書いたが、それならばこうした消費者の需要傾向は理解できない。初期に入れたときに知人にそれを話すと、「エンジン壊れるぞ」と驚かされ、「メーカーは責任を取らないから」と聞いて、先ず大丈夫だろうと思いながらも、自身の車にE10は自動車クラブもメーカーもなんら問題のないことを示していることを確認した。
E10で走るとエンジン音が変わることも確認しており、吹きが悪いことも気がついているが、燃費は決して悪くない。なによりも安いのが嬉しい。そのような訳で、E10が無い時は仕方ないがそれ以外はE10で十分に満足している。そもそもハイオク価95以上が求められているので、それ以下のノーマルガソリンは使っていなかったのだが、このE10が登場してからはそれ以下の商品は消えた。スイスはもともとノーマルがオクタン価95だったのでスイス水準になったのである。
それにしてもである、倹約家のドイツ市民が態々高価なスーパーガソリンを給油して、エンジンの損傷を間逃れたいと考えているのは興味深い。それほど複雑なエンジンの車を皆が所有している訳でなく、その四気筒の極単純な2L少々のエンジンへの悪影響を恐れているのである。これもドイツの機械好きがなせる技か?
仏紙ル・フィガロの見出しを見ていると、またもやフェースブック騒ぎが問題となっている。一昨年ほどにドイツでもあったので驚かないが、自らの14歳の誕生日に招待した数が五万人となると恐ろしい。町中ひっくり返す騒動となるのは当然で、ドイツのときも暴動になり大きな経済的な被害が出た。
フェース・ブックの問題は様々あるが、参加していなくても自らの名前などの情報が世界中にばら撒かれているのを見ると不思議な感じ以上に恐ろしさを感じる。上場したようであるがいづれフェースブックは淘汰されると見ている。その元々のアイデア自体が、世界中にいるユダヤ人親族を結びつけるような目的があったようで、我が名前がそこに載っているのも世界中に根付いてしまっていることと、全く関係ないところに業務上の知人などが生息していることによる。
いづれにしてもあらゆる情報がセンターで集められて利用される可能性は否定できない一方、利用者が得るものがなにかを秤に掛ければ良いだろう。使用したことはないが、自身の場合は損得プラスになることはないと確信している。
フェースブック上場後の株価が暴落したと聞くが、そもそもこうしたネットビジネスは実体のあまりないサーヴィスであり、引き続き大きな問題が起こると特定のサーヴィスは閉鎖などへと追い込まれやすく、その多くは消滅していくものと思われる。
追記:ライヴドーアレーダーを使っているがそこで、FAZを購読している人数は8件、ル・フィガロが5件、ザ・ガーディアンは48件で、流石に英語紙との差は大きい。因みにザ・ガーディアンでは小沢無罪が速報として出ていた。
参照:
Die Deutschen kaufen kein E10 - obwohl sie’s könnten (F.A.Z.)
50.000 invités Facebook à la fête d'anniversaire d'un ado (Le Figaro)
長い道程も先ず経済性から 2012-04-25 | 歴史・時事
再生可能な環境税の導入 2011-06-11 | アウトドーア・環境
現在のドイツ車の99%は全く問題なく安いE10で走れるに拘らずである。この結果には驚いている。ドイツの合理性はその経済性から生じるのと昨日書いたが、それならばこうした消費者の需要傾向は理解できない。初期に入れたときに知人にそれを話すと、「エンジン壊れるぞ」と驚かされ、「メーカーは責任を取らないから」と聞いて、先ず大丈夫だろうと思いながらも、自身の車にE10は自動車クラブもメーカーもなんら問題のないことを示していることを確認した。
E10で走るとエンジン音が変わることも確認しており、吹きが悪いことも気がついているが、燃費は決して悪くない。なによりも安いのが嬉しい。そのような訳で、E10が無い時は仕方ないがそれ以外はE10で十分に満足している。そもそもハイオク価95以上が求められているので、それ以下のノーマルガソリンは使っていなかったのだが、このE10が登場してからはそれ以下の商品は消えた。スイスはもともとノーマルがオクタン価95だったのでスイス水準になったのである。
それにしてもである、倹約家のドイツ市民が態々高価なスーパーガソリンを給油して、エンジンの損傷を間逃れたいと考えているのは興味深い。それほど複雑なエンジンの車を皆が所有している訳でなく、その四気筒の極単純な2L少々のエンジンへの悪影響を恐れているのである。これもドイツの機械好きがなせる技か?
仏紙ル・フィガロの見出しを見ていると、またもやフェースブック騒ぎが問題となっている。一昨年ほどにドイツでもあったので驚かないが、自らの14歳の誕生日に招待した数が五万人となると恐ろしい。町中ひっくり返す騒動となるのは当然で、ドイツのときも暴動になり大きな経済的な被害が出た。
フェース・ブックの問題は様々あるが、参加していなくても自らの名前などの情報が世界中にばら撒かれているのを見ると不思議な感じ以上に恐ろしさを感じる。上場したようであるがいづれフェースブックは淘汰されると見ている。その元々のアイデア自体が、世界中にいるユダヤ人親族を結びつけるような目的があったようで、我が名前がそこに載っているのも世界中に根付いてしまっていることと、全く関係ないところに業務上の知人などが生息していることによる。
いづれにしてもあらゆる情報がセンターで集められて利用される可能性は否定できない一方、利用者が得るものがなにかを秤に掛ければ良いだろう。使用したことはないが、自身の場合は損得プラスになることはないと確信している。
フェースブック上場後の株価が暴落したと聞くが、そもそもこうしたネットビジネスは実体のあまりないサーヴィスであり、引き続き大きな問題が起こると特定のサーヴィスは閉鎖などへと追い込まれやすく、その多くは消滅していくものと思われる。
追記:ライヴドーアレーダーを使っているがそこで、FAZを購読している人数は8件、ル・フィガロが5件、ザ・ガーディアンは48件で、流石に英語紙との差は大きい。因みにザ・ガーディアンでは小沢無罪が速報として出ていた。
参照:
Die Deutschen kaufen kein E10 - obwohl sie’s könnten (F.A.Z.)
50.000 invités Facebook à la fête d'anniversaire d'un ado (Le Figaro)
長い道程も先ず経済性から 2012-04-25 | 歴史・時事
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