アーモンド開花祭りはまだだ。四月中に開かれるのだが今年は寒さが続くと末になってしまうこともあり得る。それでも我々はその上にある石切り場でアーモンド開花ルートを登った。陽は強いが、朝晩は零下なので、その岩は冷たくて、北壁登攀を思い起こさせた。気温は先週の金曜日よりも二度ほど低い。
決して難しいルートでもないのだが三人ともそれなりに苦しんだ。核心部の凹角ハングを過ぎると手の感覚が無くなっていた。
その次に五級プラスの長目のルートを登り、体を温めたが、ヤッケではなくフリースだけの私は全く汗を掻かない。
三本目は黄金の十月と称するルートで秋ぐらいには気持ちよく登れるのだが、まだまだ陽当たりが悪く、石切り場に上から何かが落ちてくる音などがどこからともなくしてきて少々不気味であった。それでも新しい靴を存分に試すことが出来て、明らかに今年は上のグレートから始められることを再確認した。まさに、秋に室内でシーズンを始めたときに感じたあの確信である。
兎に角、最適の姿勢をどこにいてもとることが出来るので、安定度だけでなく体力を使わないで登ることが出来る。その反面、その体勢に持ち込むときに気合を入れてと言った塩梅で、全く体力配分や、瞬発力と持久力の関係が変わってきている。
こうなれば、事故を起こさない細心の注意と、落ちた時の状況まで予想しての一クラス上の安全基準で登ることが大成功につながると確信している。何事もそうだが、余裕が出来て慢心するか、より注意を払うかで大きな差が出るのは当然だろう。
参照:
花冷えから新緑の季節へ 2012-04-02 | 暦
屈曲した懺悔のデリカット 2012-03-21 | 音
決して難しいルートでもないのだが三人ともそれなりに苦しんだ。核心部の凹角ハングを過ぎると手の感覚が無くなっていた。
その次に五級プラスの長目のルートを登り、体を温めたが、ヤッケではなくフリースだけの私は全く汗を掻かない。
三本目は黄金の十月と称するルートで秋ぐらいには気持ちよく登れるのだが、まだまだ陽当たりが悪く、石切り場に上から何かが落ちてくる音などがどこからともなくしてきて少々不気味であった。それでも新しい靴を存分に試すことが出来て、明らかに今年は上のグレートから始められることを再確認した。まさに、秋に室内でシーズンを始めたときに感じたあの確信である。
兎に角、最適の姿勢をどこにいてもとることが出来るので、安定度だけでなく体力を使わないで登ることが出来る。その反面、その体勢に持ち込むときに気合を入れてと言った塩梅で、全く体力配分や、瞬発力と持久力の関係が変わってきている。
こうなれば、事故を起こさない細心の注意と、落ちた時の状況まで予想しての一クラス上の安全基準で登ることが大成功につながると確信している。何事もそうだが、余裕が出来て慢心するか、より注意を払うかで大きな差が出るのは当然だろう。
参照:
花冷えから新緑の季節へ 2012-04-02 | 暦
屈曲した懺悔のデリカット 2012-03-21 | 音