Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

虫歯なしのお祝い事

2013-04-23 | 雑感
週末は小型ザウマーゲンだった。手に入る気は目につき次第購入する。500G以下の球だから安い。それさえあれば野菜を少し準備すれば、ワインしか要らない。問題はプファルツのリースリングがあまり手元にないことだ。数からいえば大分ある筈だが飲み頃のものは限られていて、上物しかないからである。

仕方がないので2010年産のグローセスゲヴェックスを試してみる。試飲していないクリストマン醸造所のマンデルガルテンの小瓶である。小瓶とはいっても二年もたっていないので出来上がっていないことは分かっているが、もう一本の開け頃を推測することにはなる。

案の定とんでもない酸の量感で、酢酸風の角がまだ柔らかくなっていない。直ぐに左の親知らずを抜いた後の縫い目に酸がしみ込んでいって、沁みる。殺菌にはなるかもしれないが危ないので右の方で飲む。これは大瓶を開けるのは五年は待ちたい。それ以外は出来は悪くないように感じた。イーディックの小瓶も当分寝かしておきたい。

山岳協会の最新号の機関誌にアレクサンダー・フーバーのインタヴューが掲載されている。主に年齢とそのスポーツクライミングの頂点やアルピニズムとの差異などが語られている。それによるとスポーツクライマーとしての頂点は90年代中盤に終わっていて、ヒマラヤから帰ってきても直ぐに世界最高の実力を出せたが、加齢とともに定期的な訓練が必要になってきたことと、今後も夢を追いかけてソロでのスポーツクライミングの可能性もあると語る。同時に、家族関係以上にお年齢とともに慎重になってきているという。しかし、物理学士としての計算やベートーヴェンのソナタのピアノ演奏での準備以上に、最終的な判断は腹具合で決めるというのだ。

眼鏡親方が指導者講習に出かけていて、ドイツのボルダーの最優秀選手であるヴォルム嬢に出会ったという。彼女は世界三位に輝いてドイツの期待の星となっている。その彼女の練習ぶりを見てきたというのだ。一つの動作だけを試して、終えて帰って行くという徹底ぶりらしい。さて親方本人は幾らか自信が戻ってきて、七級の場所もトップロープで試みたが、比較的上手くいった一方、簡単なところでも簡単にカラビナを持ってしまうように、まだまだスポーツクライミングの基礎的な技術や面白さが分かっていないようだ。

歯医者で抜糸を済ませクライミングの話をすると、プロイスのチンネ北壁登攀などの話が出てきて驚いた。彼は学生の頃にアルピニストとして遣っていたようで、健康のためにと先ずは石切り場でのクライミングに誘っておいた。心臓を悪くしたこともあるようで、躊躇しているようだが、身体を定期的に動かす必要性を感じているようなので最も近道であろう。五年ぐらいかけてゆっくりとアンティエイジングの気持ちでやれれば価値があるだろう。虫歯無しを確認してもらい、これで一本も歯を失くすことなく過ごせたら最高である。目の下の隈が双方とも大分薄く小さくなってきた。



参照:
今日の練習『課題』使用ギア・セットの一部。 (NEXT DREAM 記憶と記録)
人類の将来の進展のために 2012-12-02 | アウトドーア・環境
情報巡廻で歴史化不覚 2008-10-27 | アウトドーア・環境
コメント
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