Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

アスパラガスで一杯

2013-04-29 | 料理
急に冷えたので体調を崩している人も少なくないようだ。それでも自身は水曜日の疲れはあっても抵抗力が増して来ているのを感じる。目の下の隈も一年以上ぶりで消え去って、健康と精気を感じ出している。口の施術後の傷は、まだ完全には回復していなくて、鼻の奥から喉へとしばしば膿が落ちているのを感じるが、もはや前には出てきそうにない。

今日はフィレステーキとアスパラガスで昼餐とする予定だが、その前に朝食のパンを取りに小雨の合間を縫って走る。軽く流すと同時にピッチを長くする努力をして往路を1777歩、七分であるから、二年前の記録とほぼ同等である。しかし殆ど六分に近かったようでかなり早かった。その分復路に十分も掛かってしまった。ピッチを広げて早くなることを確認したと同時に心肺への負担も十分に感じた。

さてワインは最高のドイツ赤ワインの年と言われる2003年を開けてみた。最後から三本目であるが、下のクラスのものなので十年ほどで試すにはちょうど良い。開けると俗に言われる沢庵臭のようなひねた匂いと味が初めて感じられた。熟成が進んでいる証拠だろうか?ビオデュナミではドイツ屈指のクリストマン醸造所の下から二番目のピノノワールである。

ひねた感以上に苦味に準じたものを感じたのは酸が飛んでしまっているためであろう。要するに寝かせ過ぎでもあるようだ。しかし記録的に暑いあの夏の熟成は十分に伝えていて、スマートながらボディー感は十分にある。残念ながら複雑感は2005年のものに劣るようだ。もう一つ上のクラスのものもある時点で飲み干してしまう必要性を感じた。なるほど2003年産は記録的な年度であったが、その後の2005年の方が複雑で繊細であり、甲乙つけがたいことを考えると、それほど拘る年度ではない。寧ろ、フランスのそれに目を向けたときにはこの程度のピノノワールならば比較的屡収穫されるので、それほど価値が無いと思われる。



参照:
アスパラガス牛ステーキ 2009-05-04 | 料理
ぶらさげてなさい、ボックスボイテル 2010-05-25 | ワイン 
コメント
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