Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

「デキる係長」の考え

2019-02-27 | SNS・BLOG研究
本日も暖かかった。パンツを脱いで走れた。それでも明け方は放射冷却で布団の中が寒かった。ここ暫く暖房を消している。昼の温もりを最大限利用している。ワイン街道は日差しが強いのがいい。

昨晩夕食前に指揮者ロート氏のガーディナン紙へのインタヴューの一部を引用して提示した。高級紙にしては通常の紙面らしくどんな音楽をどのように聞いているなどつまらない質問をしているが。一つだけいい質問をしていて、クラシックコンサートの改善点を一つというものだ。それに対して、「コンサートの開かれる時間と場所」と答えている。私などは彼の指揮で通常のコンサートそれも本来ならばギーレン指揮の筈が引退したのでメッツマッハーが振ったマーラーの六番のあとに無料でレートナイトを聞かせて貰ったのを思い出す。

それが付け足しの作品ではなくて二三年で最も成功した新曲としてハース作曲の数台のハーフトーンに調律されたピアノのための協奏曲となかなか手の込んだ演奏を始めたのだった。その後もレートナイトが最後だったが、確かにこの指揮者のプロジェクトでは普通のものよりもこうしたものの方が面白かった。要するにクラシックな作曲や様式ながらコンヴェンチョナルな作品ではないということになる。その点に関してはもう少しブレーンストーミングする必要があると思うが、具体的に休憩をはさむ必要もなく一時間でもよいと答えている。要するに自由自在で、今までの現代音楽コンサートを超えてということだろう。

その他では、この半世紀の作曲された最も価値のある曲としてレポーンを挙げたのは、フランス人としてブーレーズに近づいた人物としてはそれでいいのかもしれない。またタイムマシーンの目的地として20世紀初頭のなんでもありのパリを選んでいた。まあ、カラオケで歌う曲がエディットピアフの愛の賛歌で、スティングのアルバムが最初に買ったアルバムで、最後に買ったCDがブーレーズ指揮のマーラーの九番などはどちらでもよいだろうか。但しこの指揮者が今おかれている位置などがよく分かる。正直最後のフライブルクでのコンサートから暫く冷や飯を食わされるかと思ったが予想よりも早く脚光を浴びるようなところに近づいてきている。

通称「デキる係長」の風呂場の鼻歌を思い浮かべるよりも肝心な本題について頭を巡らせながら、台所に立っているとタブレットで音がするので、まさか数分のうちに反応してこないだろうとは思った。もしそうならば私よりも完全に暇人である。売れっ子の指揮者でそれはありえない。やはりそうではなかったが、起床すると夜中に一時間遅い英国からいいねが入っていた。オルドバラのスネープでの演奏会でもあったのだろう ― 私も忙しいので調べるのも面倒になっている。しかし、通常の情報ではなく恐らく係長のプロジェクトとしていつも考えていることなのだろうから一人にでも多く訴え掛けたいだろう。たとえ高級紙で話してもそれに本気で耳を傾ける興行師などはいない。精々音楽祭や、近場で言えばバーデンバーデンの新体制などで、ブーレーズの家構想ぐらいで議題に上がってくるプロジェクトである。フォロワーが二十人ほどのところで気の毒だと思った。

しかし分からないもので、フォロワーの数など以上に情報が必要なところに届けばよいので、何もマスに届く必要などは無い。実際のどのような経路でどのような人が見るかは分からないのだが、やはりその内容からターゲットへ自ずと届くというのはあるようだ。「音楽の友」のオペラ劇場ベストテンのリストが日本語しかなかったのでアドレスをリスト番号順に入れておいたら、不思議なことにドイツ語圏からばかり反応があった、元記事はトップのミュンヘンで英語で書いてあったにも拘らずである。せめて四位のコヴェントガーデンや七位のウンターデンリンデンぐらいからは来ても良いと思った。十位のチュッリッヒは不本意かも知れなかったが反応があり、二位のメトや三位のヴィーンはもっと不本意だったのだろうか。要するにミュンヘンのサイトをよく監視しているのは「チュッリッヒ」と「ゼンムパーオパー」なのかもしれない。

そのゼムパーオパーがいいねをしてから「ダンケシェーン」を書いてくるまでに数時間掛かっていた。十分に呟きをスクロールされた可能性がある。情報たっぷりだからついついリンクを読んでしまうものもある。ティーレマン関連はもはやこうした担当者はザルツブルクの方での私のコメントを目をしているだろからどこかで関連に気が付いただろう。どんでもなく危ないサイトである。寧ろ、ジルフェスタ―コンツェルトのメスト推しに気が付いて、ブロムシュテット爺の講話をついつい見てしまったのではなかろうか。

ブロムシュテットと言えば偶然にまた一つの演奏会の日程が目に入った。ハイティンク指揮のコンサート同様に行くつもりなどはなかったのだがどうしようかとカレンダーを見るようになっている。その対抗馬になっているのはケント・ナガノとロート指揮の演奏会だ。



参照:
Facing the music: François-Xavier Roth, The Guardian, Mon 30 May 2016
こまめなSNS生活 2019-02-12 | SNS・BLOG研究
主の居ない打ち出の小槌 2015-01-26 | 音
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