Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

夏の日差しを思いながら

2021-10-12 | 文化一般
親しい出版社から訃報が入っていた。スペインの作曲家パブロが亡くなったと。正直よく知らない人で係わったことも紹介されたこともない。訃報にはフランスの音楽学者クロード・ロスタンの紹介が書かれている。それによるとスペインの国内作曲家を超えて、スペインのそれをナショナリズムを超えてインターナショナルにした存在で、独自の方法でオリジナリティーに感情と高い技術を以って知らしめたとある。Wikiなどには映画音楽で有名だともあり、なるほどそうなのか、知らない筈だとも思った。それでも作品目録の数は多い。一度か二度かどこかで聴いたことがあるかどうか全く記憶にない作曲家であった。

日曜日の日没前に頂上往復から降りてきた。少し早めに出たお陰で、駐車場までも、またそのうえでも二三件の人と交差した。栗拾いの人が多かったようだが、大きな栗は探すのが大変だと思う。いつも走っているのでよく分かる。裸では寒い感じで気温は摂氏15度ぐらいで、日差しがあっても肌寒かった。そのおかげで必死に走れて、心拍数も175、一分間の歩数も172とまずまずだった。先ごろ腰を痛めてから初めての頂上往復で、腰に緊張が奔らないように注意した。

それでも夏よりも走行時間が短くなっているので、気温の低下が大きい。しかしこの数年間は年末に掛けての急上昇がなかった。今年も動機付けがないと能力強化は難しいかもしれない。昨年までと異なるのは一週間の走行距離は二三キロ減ったのだが頂上往復の回数が増えたことで、その高度差は一週間毎220mほど増えて534mなので、続けられれば効果はある筈だ。朝から夕刻に変えて心臓を保護しつつ、行き帰りを含めた全体の所要時間も短くなるが、消費カロリー量は増えている。体重は71㎏台でそれ以上には下がらない。

先日の旅行で谷の村へ車を走らせた。シューベルトの音楽祭をやっている村である。思っていたよりも普通の村だった。今年もどうしようかと思っていたのだが、現地に行ってみて、いつか立ち寄ってみようと思った。滞在型では、昼間に方々をハイキングするぐらいでないとつまらないかもしれない。またアプローチはよくないので、余程のんびりした人でないと面倒かもしれない。会場のところまで車を入れているようで、あの狭い村の道が車で一杯になるのかと思った。宿泊も限られているので、やはり近隣の谷から足を延ばしてくる人が多いのだろう。そもそも演奏家をどこに泊めているのだろうか。

日差しがないと寒くなった。頭ががんがんとしてくる、身体が芯から冷えてくる。運動するにはいいのだが、座業にはそれ程いい季節ではなくなってきている。紅葉が始まるのももう直か。



参照:
誰かの代わりにしている行為 2021-10-10 | 音
実存のそのピクニック 2021-10-05 | アウトドーア・環境
コメント
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