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あるテレビ番組で、
人の歩き方を誘導できる装置を紹介していた。
まっすぐ歩いている人の内耳に微弱な電気を与えると、
人は体の平衡を保とうとして、
右なり左なり、操作者の思う方へ進路を変えるのだそうだ。
そこまでは良いのだが、番組の結論としては、
これを応用して、車から電気信号を発信すれば、
歩行者が車から離れるように歩くので交通事故に遭わない
というものであった。
それを観て、「おかしい」と感じたのは小生だけだろうか。
まず、その装置は、歩き続ける人を誘導するものであること。
元々歩いていなかった人や危険を感じて立ち止まった人には働かない。
次に、歩行者が車と同じ道を進んでいる場合には効果があるかも知れないが、
交通事故の多くを占める「交差点での出会い頭」には意味を為さない。
また、何よりも、
なぜ歩行者の方が回避行動をとらなければならないのか。
歩行者に「どけ」とばかりにクラクションを鳴らして通るのと
何ら変わらない発想ではないか。
そもそも、交通事故の大多数は、歩行者でなく車の側に責任がある。
歩行者の近くを通る際には徐行すれば良い。
そして、「危険を感じたら即ブレーキ!」、
これだけで、かなりの交通事故を未然に防ぐことができる。
要は、ドライバーの側の心構えの問題なのだ。
まあ、所詮テレビの言う事なので、
真に受けて目くじら立てても仕方が無いのだろうけど。
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