Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

試験官は不合格理由のすべてを教えてくれない

2011-08-20 17:57:40 | Weblog
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前回(2011-08-18)の記事で、
「減点が30点以内であれば合格」と書きました。
これは裏を返せば、
「減点が30点を超えたら不合格」ということです。

さて、不合格の場合は、
試験終了後に試験官が主な減点ポイントを指摘してくれます。
が、指摘してくれるのは「“主な”減点ポイント」であって、
すべての不合格理由を教えてくれるわけではありません。

前回の記事に書いた「左折」の例で見てみましょう。

ある受験生が、「左折」の課題で、
・左に寄せる前に安全確認していなかったので10点、
・その左寄せが不十分だったので10点、
・寄せた後にしっかり減速できなかったので10点、
・ハンドルを回す直前に巻き込みの確認をしていなかったので10点、
・大回りをしてしまって10点、
の計50点を減点されたとします。
もう、それだけで不合格です。

その受験生に、試験官は、
「不合格です。進路変更や右左折の際には周囲の安全を確認しなければダメですよ。」
とだけ講評することが想像できます。
試験を終えたばかりの受験生に細かい事を言っても理解してもらえるか疑問ですし、
次の受験生が待っていることも考えれば、
時間的にすべての減点ポイントを教示しきれないのも仕方ないでしょう。

しかし、もし、これを聞いた受験生の側が、
「安全確認さえできていれば合格だったんだな」と思ってしまったら、
それが、“不合格ループ”の始まりです。
次回の受験では「左寄せ」と「大回り」を理由に、
その次の受験では、おそらく「右折」で同様の指摘を受けて、
そのまた次の受験では今度は別の理由で、
何度も不合格を繰り返すはめに陥ってしまうのが目に見えるようです。

もちろん、試験官から不合格理由を指摘されない(=合格)のが良いに決まっていますが、
万が一不合格になってしまったら、
「指摘されなくても実は減点されていた個所や練習の足りない課題も有る」
との認識を持って、きちんと補習してから再チャレンジしてください。


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