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カーブは、
速度を落として入り、速度を上げつつ出る、
すなわち「スローイン・ファストアウト」で曲がります。
ところが、カーブ前に減速しきれていないと、
ドライバーの心理的にアクセルは踏みにくくなります。
指導員:「今、カーブ内で加速していませんでしたね?」
教習生:「はい。スピードがあったので。」
なんて、やり取りが交わされるのも、珍しくありません。
が、しかし、でも!
カーブの進入速度が速いことは、加速しない理由になりません。
どんなにスピードが速くても、
カーブ内ではアクセルを踏んでいってください。
え?
減速できていないのに加速するのは危なくないかって?
もちろん、危ないですよ。(キッパリ!)
でも、その「危ない」というのを、教習生には実感してほしいのです。
そして、カーブを曲がるのに適した速度を体で覚えるためにこそ、
カーブ内では必ずアクセルを踏んでほしいのです。
(もちろん、前の車にぶつかりそうになる場合を除きます)
「危ないからアクセルを踏まない」は運転の心掛けとしては望ましく、
試験本番や免許取得後は、まさにそうすべきです。
でも、練習時にそれを繰り返すと、
カーブでアクセルを踏まない(踏めない)クセが付いてしまいかねず、
そのほうがよほど危険なのです。
ついでに言うと、
教習生が思っているほどスピードは速くなかったりします。
いずれドライバーの目と腕(掛け言葉)が追いつくようになれば、
余裕で加速できるようになりますので、
そういう意味でも、
カーブ内でアクセルを踏む習慣を付けていくと良いでしょう。
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