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ずいぶん前の話になりますが、
ノートPCのキーボードが壊れたので、
自分で直そうとしたことがあります。
バルクのキーボード(新品)をヤフオクで購入して、
PC本体底のネジを全部外して裏蓋を開けてみました。
すると、
パーツがいっぱいネジ止めされている奥に、
キーボードがくっついているように見えました。
しかし、パーツの詰め込み具合も半端でなく、
下手をするとケーブルも切ってしまいそうだったので、
そして、パーツを外したら、また組み立てなおさなければならないのか、
と思って、そこから先の作業を進めるのを躊躇してしまいました。
で、しばし思案の挙句、自分で交換するのをあきらめ、
PCの対面修理をしてくれる業者をネットで探して、
幸い当日予約も可能だったので、
そこに持ち込んで交換してもらうことにしました。
さて、
そのプロの人はどう作業を進めたか、と言うと、
ネジを外して裏蓋を開けると(ここまでは小生がやったのと同じ)、
その後、なんと、
古いキーボードを、力任せに基盤から剥がし始めたのです。
曰く「これ、糊付けされてますから」とのこと。
おそらく、メーカーの設計コンセプトの制約で、
本体重量を軽くするために、できるだけネジの数を減らすべく、
キーボードを両面テープのようなもので貼り付けているようです。
そんなの、素人には分かりっこありません。
結局、そこでは、何本かのケーブルは外したものの、
ネジ止めされているパーツを外すことも無く新しいキーボードを貼り付け、
何事も無かったかのように組み立て直して、アッと言う間に完了。
(それでも30~40分くらいは掛かったでしょうか)
こういうのを見ると、やっぱりプロですよね。
これなら初めからお願いすれば良かった、と思いました。
素人の限界を痛感した次第です。
そう言えば、
この「初めからプロにお願いすれば」というのは
パイロットアカデミーの教習生からよく聞く言葉でもあります。
試験場での技能試験(俗に「一発試験」と呼ぶ)にチャレンジしたものの
何回受けても合格できず、
いよいよ困ってプロの指導を受けてみたら、呆気なく合格してしまった、
という方が、よく、
「これなら初めから教習を受けておけば良かった」
という感想を漏らされますね。
やはり「素人の限界」というのはあるのですよ。
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