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なんとなく、すきなこと

「パンダさんとハリネズミ」第11話

2012-09-22 21:01:57 | 「パンダさんとハリネズミ」感想
もう、大好きです、このドラマ。

前半は当然のことながらラブストーリー中心で、スンジもダヤンもウォニルも恋愛下手なので、ダヤンがあっちも良いなこっちも良いなで優柔不断に進行してってラストにようやく決着がつくんだとしたら、もしかしてめちゃくちゃつまらんドラマになるんじゃ・・・って心配してたんですが、杞憂でした。

スンジとダヤンのほのぼの可愛いイチャイチャはアクセント程度で、なんだかヒューマンドラマな流れです。
ジェギョム以外はみんな愛すべきキャラの善人ばっかりだし、基本的に爽やかなトーンなので、登場人物の悲しかったり苦しかったりな心情も重苦しすぎず伝わってくるし、全てが心地よくて。

で、前回のラストで気持ちを確かめ合ったダヤンとスンジは順調に仲良し。
スンジの過去と、スンジへの想いはダヤンから皆に伝えられ、温かい祝福を受け、ラブラインはサイドストーリーへ。



ここからは、主要登場人物の過去が明らかになっていくんですね。

ジェギョムを切る気満々だった奥様だけど、察するに「セントノレの顔たる俺が居なくなったら、立ち行かなくなるんだぞ」ってな感じで半ば脅してた・・・んじゃないかなと。
で、仕方なく、上げた拳を下すしかない奥様。
でも、白鳥ミナのポスターを強引に使って店の外から中から飾り立てるジェギョム。
それを見たウォニルと言い争っているジェギョムに、ついに堪忍袋の緒が切れた奥様は「出てって!」と言っちゃった。
その時、ジェギョムの別れた妻とその子ミヌ(スンジ)のことに言及してたから、当時のいきさつは知っているようです。

ミヌのその後のことは知らないって言ってた奥様だけど、ちょっとずつ、絡まった糸がほぐれてってる感じ。

パティシエをゴッソリ引き連れてセントノレを出たジェギョム。
セントノレはピンチに立たされてしまいました。

一方、私物を持ち出すように頼まれて、大好きなパパの元へ向うも、義理の息子であるウォニルのことは他人同前だと言い切り、金と地位と名誉にしか興味の無いジェギョムに深く傷つくウォニ。
いつも竹を割ったように明るいウォニだけに、見てるこちらも胸が痛くなっちゃうよ。
そんなウォニは、でも、ウォニルのことがほんとに大好きで、ケーキが食べられないトラウマを抱えるウォニルを助けてと、名実ともにセントノレの主になれるよう助けてほしいと、スンジの元へ。

いやぁん、クライマックスに向けて着々と進んでる~♪

そうそう、前回、スンジの店でケーキを買って帰った例の刑事の息子が「こんなまずいもんは返品する」ってやってきて、代わりに注文した「餅みたいなケーキ」でしたが、思うところがあって、スンジは彼を動物の保護施設に連れて行きます。
そこで、親も身寄りもなく、子供の頃酷い生活をしていたこと、親切にしてくれた小母さんのことや、不慮の事故で小母さんと死に別れたことなど含めて、人生観を語るスンジ。
そして出来上がった餅に見立てた(餅入りの)ケーキを、少年は父親の職場に持って行きます。
パパのことが大好きだけど、思春期だというのも手伝って、多忙な父親とちゃんとコミュニケーションが取れてなかったんですね。
スンジのケーキと、心のこもったメールのおかげで、父と子の溝は一瞬にして埋まりました。

あの刑事、スンジに対しては別に疑いかけてたわけじゃなかったのね、ホッ。

今回はスンジとウォニルの絡みがなくてサビシイなぁって思っていたら、ラストでなんと、小突き合う二人!
果たして、その理由は!?





・・・ってところで終っちゃいましたが、ま、本気の喧嘩じゃないのは想像に難くないので安心です。
むしろどんどん友情を深めていく二人。

あと、今回はウォニルとウォニの絡みもなかったので残念。
でも、巷でも二人の関係は注目されているみたい。
ウォニ役のソン・イナ氏が可愛くてー♪



ああ、そして、父親は酷い奴だけど、不幸中の幸いというか、ウォニにとってはスンジも血のつながった兄貴なわけで。
韓ドラ的にはこういう複雑な血縁関係ってお得意技なんだろうけど、主役の二人はすんなりハッピーなのでストレスもなくて、良いスパイスになってる感じ、いろんな点で好感の持てるドラマで、ほんと嬉しいです。
コメント
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