■ 太海のオーベルジュで優雅にランチ ■
最近、鴨川に行くとランチ寄らせて頂くのが、太海にあるレストラン。昨年暮れに安房天津にある地魚寿司の大将が、ホテルでフレンチの腕を磨いた息子さんとオープンさせたオーベルジュです。
地元の新鮮な魚介類を堪能できる和食と、オシャレなフレンチ料理が食べられる「一粒で二度美味しい」お店。メニューにも和洋のランチやディナーセットも有ります。
浅井忠や安井曾太郎など近代日本画家達が愛した太海の波太海岸に面した立地で、窓の外はオーシャンビュー。室内はシンプルでオシャレな作りです。
ランチで釣ったら、娘も一緒に行くと言うので、鴨川から海岸線の坂道を自転車で越えて来ました。娘が注文したのはオムライスセット。コーヒー・デザートまで付いて1500円はかなりリーズナブルなプライス。
私が注文したのは「地魚の海鮮丼」。この日のネタは、近海物のメカジキ、鰆、鰯の酢〆、貝、赤エビでした。鰆を刺身で食べたのは初めてですがサバ科の魚なので傷みが早いはず。スーパーなどで「焙り」で刺身を買った事は有りますが、さっぱりした印象でした。しかし、冬の鰆は脂がしっかり乗っていて別物。メカジキも脂が乗っていまいした。背と腹、両方が楽しめました。
房総で刺身を食べると「冷えていない」。これが実に美味しい。魚の脂が丁度良い塩梅に溶けていて、口の中の入れると魚の旨味が広がります。都内の居酒屋などでは氷に乗った刺し盛などが出て来ますが、あれでは魚の味が分かりません。鮮度や下ごしらえに手間を掛けているので、常温でも魚の臭みが出ない・・・まさに漁師町ならではの贅沢です。
食前にグラスワインを一杯ずつ娘と注文しましたが、大将ご自慢のアラ煮をサービスして頂きました。結構な量があって、これだけでご飯があれば定食になりそうです。ふっくらと炊き上がったアラ煮、気を付けないとワインをもう一杯頼んでしまいそうです。(前回はそうなってしまった・・・)
■ 食後はヒルクライム ■
実は本日、娘をランチに誘ったのには訳が有ります。新しく手に入れたDAHONの軽量折り畳み自転車のK3君の走行性能チェックです。
DAHONのK3は14インチながら3段変速を備え、走行性能も高いと評判。何よりも7Kg台と軽量なので、女性でも輪行出来る点が最大の売りです。
折りたたむと小さくなって電車などの輪行に向いていると思われている折り畳み自転車ですが、実はほとんどの車種が重さが11kgから12kg有ります。これ、ロードバイクの二倍近い重さです。私もDAHONのボードウォークやmTURNのD7で何度か輪行した事が在りますが、重さで腰が痛くなりました。
先日も娘と輪行した際に「この折り畳みで輪行はもう絶対にしない」と言われてしまった。
そこで軽い折り畳み自転車が欲しいなと思っていた所、偶々近所のショップで程度の良い中古を見付けました。丁度、増えすぎた自転車を整理する為にカーボンフレームを売った資金があったので、思わず衝動買い。金額は新品と大差在りませんが、色々とカスタムされていて輪行バックも付いているのでお得。
ランチの後、父の老人ホームに寄って、鴨川に戻りますが、バイパスのトンネルは歩道が狭く、排気ガスも気になります。
そこで、嶺岡の山塊を越えて見る事に・・・。「山越え」など知る由もも無い娘は、ダンシングでグイグイと別荘地の九十九折れを登って行きます。K3はタイヤが小さいのでハンドリングがクイックで初めて乗った時は私でも少し怖かった。なのに、娘は「全然平気」と言ってダンシングしています。(私、怖くてK3ではダンシング出来ません)
そんなこんなで、脚を付かずに嶺岡中央林道2号線まで登って来ました。なんだか登り足りないので、そのまま嶺岡中央林道2号線を登ります。この道、結構な斜度で直登が続くのでベテランの自転車乗りでもキツク感じる道。とうとう娘も脚を着いてしまいました。
「鴨川行くって、何で山登ってるの?街は下じゃん!!」「お父さん、又騙したね!!1年間、出入禁止だからね」
私と自転車で出かける度に騙された山に登らされる娘は怒り心頭です。(坂登り始めた時点で普通は気付くかど、付き合いが良いんです。)
パラグライダー場の絶景も、娘の心に響かなかった様です。
■ 「里むじ」で機嫌が直った ■
スマホで現在地を確認して「もう南房総市じゃん、信じられない」とご立腹の娘でしたが、「みんなみの里」が見えると「お父さん、サトムジ寄って」と言い出しました。
「サトムジ」とは「みんなみの里」にある無印良品のお店で、地元の特産品売り場と無地カフェ、そして無印良品のお店がくっついた施設です。ここ、千葉でも有数のオシャレスポット。
元々、ホームセンターに寄って部屋に飾るエアプラントを買いに行く予定でしたが、地元の特産品コーナーでエアプラントを見付けて娘の機嫌が一瞬で良くなります。「おとおさん、オシャレなのあった。どれがイイかな?」と迷っています。
写真は「里muji」のホームページより
心が軽くなると、ペダルも軽くなります。K3の走行性能を知りたかったので、娘と自転車を交換して一気に長狭街道を鴨川に戻ります。娘は乗り慣れたボードウォーク。
K3、高速走行では以外にも安定感が有ります。ただ、タイヤが細くて小さいので、道の段差やグレーチングには気を使います。時速30Km/h程度なら普通に出てしまいますが・・・やはり細いタイヤでは怖い。
そこそこのペースで走る私にきっちり娘は着いて来ます。登り坂でもあまり離されません。本気で自転車をやらせたら、そこそこ走れる様になると思うのですが・・・小学校の頃から大人を追い抜いて1日100km走ってましたから。
「自転車やったら?」「いや、遠慮しとく日に焼けるから無理」と瞬殺。
鴨川に付いたら3分で輪行バックに詰め込んで電車に乗ります。7kg台の重さと、コンパクトさで輪行が全く苦になりません。
ただ、一つ問題が発生。ヒルクライムの時からチェーンオイルが切れてるかなと思っていましたが、長狭街道を走っているうちにトップの9Tでギアが滑る様になった。これ、スプロケが摩耗しているか、或いはチェーンが伸びたかの何れか。
帰宅後、チェーンチェッカーを当ててみるとしっかり伸びていました。オイルが切れた所で無理力を入れて漕いだので、チェーンが一気に摩耗した様です。トップギア9Tというのはスピードは出ますが、ギアの掛かる歯数が少ない。だから、ちょっとしたチェーンの伸びでギアが滑ってしまうのでしょう。
輪行で娘とカフェ・ポタリング出来ればイイかな・・・そう思って購入したDAHONのK3ですが、帰宅後にネットで定番のカスタムである太目のタイヤとセンタースタンドとチェーンをポチっとなしてしまいました。
K3、なかなな使えます。今度は家内と鎌倉ポタでもしようかな。
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