ブルース・ウィリスがリチャード・ドナーと手を組んだポリスアクション。これはかなり期待できると思ったのだが、いまいち乗り切らなかった。中途半端な作り方をしているからだろう。派手なアクションというわけでもなく、ドキドキさせられるようなストーリーテリングがあるわけでもない。
『ダイハード』と『リーサルウエポン』が合体したような映画ではないのだ。もちろん丁寧に作られた小味ながらもしっかりした作品で、 . . . 本文を読む
篠原哲雄監督によるファンタジー映画。すべてが夢のようであり、しかし彼の中では現実であったというスタイルは、かなり微妙で、乗り切れなかった人には、ただの夢オチじゃないかとしか思えないし、つまらないかもしれない。しかし、それを承知の上でこのあやうい映画は作られてある。
メトロという夢の電車に乗って、夢のように時間を旅する。戦中、戦後を生き抜いてきた父と母の人生を、今の現実に疲れた中年男である主人 . . . 本文を読む
去年の3月、プサンに行った時、ちょうどこの映画が上映中だった。劇場のポスターを一目見て、とても気に入ってしまい、見たいと思った。女の子が緊張した面持ちで目をまんまるにして立っている。その横には、ぽっちゃりした男の子が手を振る。二人の背後に並ぶ大人たちはみんな笑顔で手を振っているという集合写真のようなポスターである。(日本版も最終版は同じポスターを使っている。)
あれから1年と7ヶ月、よ . . . 本文を読む