これは驚愕のつまらなさだ。ここまでくだらない映画を、今という時代に作ってしまうというあまりの無神経にただ、ただ驚くしかあるまい。
鈴木則文監督が天国から帰ってきて、70年代のプログラムピクチャーの添え物映画を三日ほどで撮って還ったような映画なのである。安っぽさとばかばかしさが限界を超えて同居している。リアリティのかけらもないのは承知の上だが、それにしても笑えない映画って何だ?
まず、あ . . . 本文を読む
長澤雅彦監督をメインにした6人の監督が作り上げたオムニバス作品。「夜ピク」のためのナビゲート映画であると同時にこれはこれでもうひとつの「夜のピクニック」として仕上がっている。
特に「夜ピク」のメーンキャストではない高校生たちにスポットを当てたエピソードがいい。映画の中では隠れてしまったたくさんの高校生が、あの歩行祭にはそれぞれの想いを抱いて歩いていたのだという当たり前のことを改めて教えてくれ . . . 本文を読む