劇場公開時はちょっと気になっていたのだが、例によって見逃していた1作だ。DVDになった時にはもう興味を失い、今回BSプレミアムでやっていたので、たまたま時間も合ったため見ることにした。最初はどうしてこんな辛気臭いコスプレ映画を観なくてはならないのか、と辞めたくなったが、我慢して最後まで見た。
運命に翻弄される美人姉妹のお話なのだが、なんかこういうのって嫌い。彼女たちは国王の子を産むための道具 . . . 本文を読む
短編連作で、ピアノの調律師が主人公。(タイトルそのまま) 心に傷を抱えた彼が、自分の本来の人生から逃げて、ただ生きているだけの日々を描く。仕事でさまざまなピアノに出逢う。同時にそのピアノを所有する人たちとも。彼(彼女)たちのピアノへの想い、もちろん自分自身の抱える想いもそこには反映される。ひとつひとつのエピソードが主人公である彼に影響を与えていく。
やがて、静かにゆっくりと変わっていく。はず . . . 本文を読む
普段はエッセイと評論については、読み流して、ここには書かないのだが、今回の2冊については、なんだかとても書きたくなった。大好きな角田光代さんと椎名誠さんだから、というわけではない。今の自分の気持ちにド・ストライクだったからだ。もともと、僕はこの2人の考え方が好きだし、だからその膨大な著作のほぼすべてを読んでいるのだが、なんだか今回は区切り、のようなものをそこに感じてしまった。
69歳になった . . . 本文を読む