パク・チャヌクの新作であり、彼のハリウッドデビュー作。とてもおしゃれで、映像も美しい。だが、話自身はとても彼らしくて、妥協はない。韓国で作ろうが、アメリカであろうが、自分のやりたいことをする。そういうところがいい。委縮しないし、無理もしない。しかもへんに媚びたりもしない。
話自身は単純だ。悪に目覚める少女の心を描くのだが、大事なことは、そんな単純な結末ではなく、そこに至る過程である。突然の . . . 本文を読む
黒沢清の新作。なんと5年振りの作品になるらしい。そんなにも間が空いていたなんて驚きだ。しかも、今回は東宝系拡大公開のメジャー大作である。製作はTBSだし。彼がこういう作品を手掛けるなんて初めてのことではないか。
綾瀬はるかと佐藤健が主役を演じるSFホラータッチの作品。最後にはタイトル通り首長竜も登場して、なんだか一見派手。でも、実際の映画は黒沢らしくて、とてもへんな作品で地味。案の定予想した . . . 本文を読む