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映画・演劇のレビュー

Plant M『ブラウンノイズ』

2013-09-05 20:34:53 | 演劇
 5人の作家がそれぞれ短編を自由に書いた。それを樋口さんが1本長編に編集して送る出口弥生出産記念公演。こういう企画を考え、軽やかなフットワークで実現させる。そこがPlant Mの凄さ。自分のところで劇場(カフェだが)を持ち、そこを自由にいつでも使えるから、無謀とも言える公演をいとも簡単に実現出来る。臨月の出口さんが小さな体に大きなおなかを抱えて、舞台に立つ。この調子でいくと、出産後の復帰も早そうだ . . . 本文を読む
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『銀魂 完結編 万事屋よ永遠なれ』

2013-09-05 20:09:23 | 映画
 こんな映画を夏休みに見た。とても人気の高いコミックの映画化らしい。でも、僕はまるで読んでないし、もしあるのならだが、TVアニメも見ていない。じゃぁ、なんで見たのか、と言われると、TOHOの1カ月フリーパスがあったからだ、としか言いようがない。この夏そのせいで普通なら見ないタイプの映画をたくさん楽しませてもらった。これはそんな映画の中の1本なのだ。  見たとき、かなり笑えたし、おもしろかった。こ . . . 本文を読む
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姜尚中『心』

2013-09-05 20:07:15 | その他
これは凄過ぎて震える。ここまでの「とんでも」小説はなかなかない経験だった。森身氏をはじめて読んだ時の衝撃を凌ぐ。ということは万城目の鹿男なんて目じゃない。というか、これを小説に分類してよいものやら、よくわからない。自伝的小説なのか? 『母 オモニ』という自伝的小説を書いているから、今回のこれもそのラインから書かれたものなのか? ふざけて書いたものではない。だが、本気であればあるほど、この真面 . . . 本文を読む
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中村文則『何もかも憂鬱な夜に』

2013-09-05 20:04:59 | その他
 久しぶりに「純文学」を読んだ。重くて暗い。読んでいて疲れる。へこんでしまう。大体タイトルからして、そうだ。でも、我慢して読む。たまにはこういう小説も読まなくては。人間楽ばかりしていたらダメになる。  刑務官が主人公だ。彼が死刑囚(山井)と向き合う。2人の夫婦を殺した20歳。山井は控訴しない。なぜか? 死ぬことが怖くないのか?そんなはずはない。ではなぜ?   主人公は施設で育った。この仕事に就 . . . 本文を読む
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