「まるで少女マンガじゃないか、」という感想には意味がない。これは少女マンガなのですから。だから、それってほめ言葉にしたらいい。そうなんです。褒めてます。感心してます。よくぞまぁ、ここまでちゃんと少女マンガの世界を再現したものだ。普通ならバカバカしい、となるところかもしれない。かなり危険なラインで勝負している。監督は『映画 ひみつのアッコちゃん』などの川村泰祐。アッコちゃんの時もそうだったけど、で . . . 本文を読む
このタイトルではこの映画内容を的確に伝えない。映画のタイトルが顔だとしたら、これはあまりのミスマッチだ。もちろん、見終えたとき、なるほど、と納得させられる。「実にいいタイトルだ!」と思う。でも、それではこれから見る人にアピールしないのだから、宣伝としては拙いだろう。難しいところだ。
『最強のふたり』の監督と主演コンビ(エリック・トレダノ&オリビエ・ナカシュ監督と主演のオマール・シー)が再タッグ . . . 本文を読む
実はもう下巻の120ページまで読み進めている。主人公の航平はマカオを離れ、一時の日本に戻ることになる。
沢木さんによる本格長編小説である。前作『血の味』や短編集『あなたがいる場所』とは違う。上下巻900ページに及ぶ大長編なのだが、問題はそこではない。この作品が勝負事を描いていることだ。マカオのカジノで、バカラを極める男の話で、彼がそれまで、写真家を生業にしていたことや、その前にはサーフィンをし . . . 本文を読む