先生が死んだ。交通事故だった。まだ32歳。彼女たちの高校の演劇部顧問だった。芝居の舞台は、通夜の受付場所で、そこで教え子たちが交わす言葉が描かれる。
みんなあの時の演劇部の同期だった。とても楽しかった。だから卒業後、先生も一緒になって劇団を立ち上げた。でも、先生が抜けて解散した。それはある事件が引き金になった。ミステリ仕立てのお芝居になっている。先生の死の原因を突き止めるまでが描かれる。先生の妻 . . . 本文を読む
行定勲監督の新作は上海を舞台にした日中合作映画。キャストとして日本からは三浦春馬ひとりが参加した。先にも書いたが全編上海のみ。基本的にはそこから1歩も出ない。(モーリシャスのシーンもあるが、)主人公は三浦だが登場人物も基本的には4人。(そのうち2人は二役だから役者は3人)もちろん観光映画ではない。
ここで暮らす日本人(もちろん三浦)が主人公だ。彼は老人の時計店で壊れた時計の修理をしている。そして . . . 本文を読む