これはまるでウディ・アレンの映画のような作品だ。でも、今のアレンには、こういうしっとりとしたラブストーリーは撮れそうにない。そこで、ジョン・タトゥーロの登場である。アレン映画のテイストを引き継ぎ、ちゃんと本家である彼を担ぎ出し、ウデイ・アレン自身のナレーションで綴る。アレンがよくやるパターンを踏襲する。でも、これは断じてものマネではない。アレン映画へのオマージュだ。
アレン・テイストを生かして、 . . . 本文を読む
清水崇監督の生んだ最高の恐怖。最初の劇場版(2002年)を見た時の衝撃は忘れられない。心から怖いと思った。理由もない恐怖がどこまでもやってくる。逃げ場はない。そのあと、すぐに後追いでオリジナルビデオ版の2部作も見た。確かにこれは怖い、と思ったが、最初のインパクトが大きすぎた。
夏は怪談映画というのが、昔ながらの定番のはずなのが、今の時代はもうそういのは関係ないようだ。そんな時代だからこそ、たまた . . . 本文を読む