ブラッド・バード監督の夢の世界。1964年ニューヨーク万博。そこにやってきた11歳の少年が、夢の世界のその先にある驚愕の世界に入り込む。さらには、それがとんでもない悪夢の世界。世界の未来を賭けた戦いに巻き込まれる。ウォルト・ディズニーの夢が悪夢となる。
11歳の発明狂の少年が45年経って初老のオヤジになっている。ジョージ・クルーニーだ。昔の彼のように夢を信じる17歳の少女に巻き込まれて、人類の未 . . . 本文を読む
瀬々敬久監督がこういう企画を引き受けたのにはそれなりの勝算があったはず。まぁ、なんでも器用にこなすことが出来るから安心して見ていられるはず。だけど、きっとそれだけではない。もっと何かがある、そう思って劇場に行く。彼は何に魅かれてこのオファーを受けたか。それが知りたくて見に行くのだ。
もちろんエンタメとして楽しめたならそれだけでもいい。始まったところで、これはちょっとした『サイボーグ009』実写版 . . . 本文を読む
毎回まるで傾向の違う作品に挑戦するしまひろみち演出作品第3作。3年目の今年は目黒、中学生両親祖母殺害事件に想を得た古川健の2014年作品を取り上げた。こういう社会派作品を初めて手掛ける。昨年の『定年ゴジラ』での手ざわりに近いものを感じた。これがしまさんの持つ感触なのだろう。彼の優しさはこの作品に於いても遺憾なく発揮される。家族劇である。壊れそうになった家族の絆を何とかして繋ぎ止めたい。不可能かもし . . . 本文を読む