5年間限定での活動ということでスタートした劇団大阪によるシニア演劇大学の最終公演である。(ただし、この後もスタイルを変えて継続されるようだ。めでたい!)この超大作を2班編成(ほぼすべてにおいてダブルキャストだ!)なんと総勢40名以上のキャストで送る。熊本一さん演出による渾身の力作。
大阪、新世界が舞台となる。(ちょうど、この芝居の舞台となる場所にある一心寺シアター倶楽で上演された)明治36年第 . . . 本文を読む
なんで後編を見てから(後から)前編を見るかな、と自分でも思う。ちゃんと前編を見てから、劇場に行けばいいのに。でも、仕方なくそういうことになった。そして大方の(もちろん、僕の、だが)予想通り、この前編は実に素晴らしい出来だ。
特に冒頭の子供時代のエピソードが秀逸だ。100年が過ぎた。壁が巨人たちから彼らを守り、幸せに暮らしていた。しかし、この壁の向こうに行きたい。狭い世界から飛び出して、広い世界を . . . 本文を読む
こういう青春小説を読みたかった。これは典型的なボーイ・ミーツ・ガールなのだが、彼らの関係性がとても素敵で、誰かと(もちろん一生を、ともに過ごしたいパートナーと)こんなふうに出逢えたら、どれほど幸せか、とため息が出るほど。
高校二年生の男の子。バンドをやっていたけど、メンバーが脱退してひとりぼっちになる。いまさらだけど高校の軽音部に顔を出すと、そこで凄い美少女と出逢う。なんてベタな展開。しかし、そ . . . 本文を読む