『サウルの息子』のネメシュ・ラースロー監督最新作。長編2作目となるこの作品はあまりに惨い作品。前作のスタイルを引き継ぎ、今回もカメラは主人公の姿を顔のアップからバストショットで捉え、スクリーンの情報量は少なくなる。彼女の周囲数メートルだけ。しかも、お話がわからない。ストーリーは追えないわけではないけど、謎はまるで解き明かされないまま、放置プレー。さすがに2時間経ってもよくわからないのでは、匙を投げ . . . 本文を読む
この手の青春映画は好きだったから、以前はちゃんと見ていたけど、最近は食傷気味。映画のレベルも落ちたし、いろいろ作りすぎて、もうネタがない。10代後半のキラキラした時間を愛おしく見つめる映画を通して、自分の過去を振り返ることや、今を生きる子供たちにある種の指針を示すことができるような映画は好ましい。ただの夢物語でもいい。現実はそんな甘くはないことは誰だってわかっている。だから映画の中だけでも幸せでい . . . 本文を読む