三谷幸喜が『記憶にございません!』以来5年ぶりで久々に手がけた映画。もちろん彼の監督・脚本作品。長澤まさみが主演。彼女演じるスオミを巡る5人の男たちのドラマ。主人公が行方不明(誘拐された?)で、なかなか出てこない。男たちは彼女を探して右往左往する。いかにも三谷幸喜が好きそうな話。彼らがそれぞれに語る謎の女スオミはまるで別人。本当のスオミは? と、そんな感じのお話なのだが。今回は最初からなんだか安物 . . . 本文を読む
今回の芥川賞にノミネートされた5作品の最後の作品である。予告通り(今回のノミネート作の4冊を読んだ時に残り1冊も読もうと書いた)読むことにした。
こちらはすでに有名になった尾崎世界観の小説だから、安心して読めるけどたぶんあまり驚きはないだろうという予想を見事裏切って、まさかの世界観を示す。チケットの転売を描く小説って! しかも主体は転売屋ではなく、転売されるミュージシャンの方。彼のモノローグで全 . . . 本文を読む