こんな芝居があるなんて知らなかった。こんな劇場(たぶん、一応)も知らなかった。冨田倶楽部はほぼ毎月1本お芝居を上演している。この4月から来年春までの1年間に10本の公演をする予定らしい。凄い、と思う。たぶん軽い気持ちで酒の席のおしゃべりから始めたのかもしれないが、もう今回で第11回集会となる。参加者(加盟者)は18名。「メンバー不確定、作風未確定」と当日パンフにはある。先日偶然久々に石田1967さ . . . 本文を読む
今までとはかなりタッチの違う小説にチャレンジした。映画化を視野に入れたプロデューサー目線はなく、一作家としての作品だ。と、最初は思った。
だけど川村元気はやはりエンタメ系で、これは充分「純文学」できる題材なのに、気がつくとエンタメになる。それが悪いわけではないけど、なんだか中途半端でつまらない。組合費の横領、気がつくと1億円。そこではなく、馬との話に絞り込むほうがいい。と思いながら読んでいたら、 . . . 本文を読む
久しぶりの2劇である。コロナ禍後初の学外公演となるらしい。そうなんだ、あれからずっと一般劇場公演はなかったのか、と改めて思い返す。感慨深い。今回はまず音間哲の新作である。来年3月には満を持して阿部茂の新作も続くようだ。とても楽しみ。阪大の学内劇団というスタイルを貫いて60代になる阿部さんと音間さん率いる2劇団はずっと途切れることなく、入学してきた若い大学生たちと共に芝居を続ける。もうそれだけでも凄 . . . 本文を読む