先行上映で見てきた。最速上映回である。まぁ、たまたまだけど。別に早く見たかったわけではない。それどころか、不安だったくらいだ。もちろん必ず見るつもりだった。ただ前作『敗れざる者』の抑えたタッチが好きだったから今回の事件の核心に迫る完結編には危惧しかない。ガッカリしたくないから見る前にはかなり心配した。不安は的中する。前作はあまりに『踊る大捜査線』を意識し過ぎていると思った。回想シーンであれだけ織田 . . . 本文を読む
こんな短編映画を作った。売野雅勇の短編小説を映画化する。竹中直人が主演する。80年代を席巻した中森明菜のヒット曲である。イメージビデオではない。あれは何だったのか、を考察する。作者本人に聞く、というフィクション。あの歌を作った本人である売野が40年を越える歳月を経て、あの頃を描く。
まだ18歳だった少女(星乃夢奈)、が竹中直人演じるライターのインタビューを受けるというお話。歌い手 . . . 本文を読む
いまおかしんじ監督の2022年作品。ほんとうに彼はいろんな映画をどんどん作っているのだな、と感心する。低予算で、エロからこういう青春映画まで、なんでもあり。フットワークも軽く。昔の(今も?)ピンク映画と同様の数日の撮影で1本の長編映画を仕立てて公開する。
冒頭なんと42分の長回しには驚く。チープだけど圧巻。こんな無意味でバカなことをする。その後、メインタイトルが出て、後半は普通にカット割りしてい . . . 本文を読む
これもまたキツい話だな、と思いつつ読み始める。病院を舞台にしてそこで働くDI犬,スピカの話。DI犬の存在をこの小説を読んで初めて知った。AAAとかAATなんてものの存在ももちろん知らなかった。医療に携わる介助犬スピカとバディを組む看護師、遙。ふたりが(ひとりと1匹、いや一頭だけど)出会う患者たちのそれぞれのドラマ(2023年から24年まで)がふたりが出会うまでの話(2012年から24年)と交互に描 . . . 本文を読む
2年振りにコンクール審査に参加した。(11月3.4日。池田アゼリアホール)今は一応高校教諭をやめているから部外者として参加できるので気が楽だ。もちろん、ここに各作品の感想を書くつもりはない。審査会の講評で参加劇団の生徒たちの前でしっかり喋っているから、ね。
ただ、たまたま今朝、このブログの10年前の記述をチェックしてくれている人がいて、自分がコンクール審査のことをここに書いている . . . 本文を読む