史上最低の映画を見た。見る前から酷いと思っていたし、評判も最悪だけど、どこまで酷いのか、チャレンジして見ることにした。東映とフジTVが人気バラエティ番組の20周年記念で作った劇場版映画みたいなのだが、一体なぜこんなものを何を思って作ったのか? 訳がわからん。
だいたいバラエティ番組が映画になれるはずもない。ドラマ性をしっかり盛り込み楽しめる映画にしますとか、なんとか言ってたけど、バラエティのよさを映画で表現するなんて無理。というか無駄。映画はアドリブやハプニングを盛り込めませんし。
6人組の青春挫折もの、っていうパッケージングからして、安っぽい。原作のバラエティ番組を見たことないけど、街中での鬼ごっこみたいなものか? 途中からますますわけのわからない殺し合いになるけど、あれは何の為にしてるのですか? TV局はもう関係ないだろうし、わけのわからないバトルロワイヤルもどき。あるいはカイジ。設定自体がまるでなってないから、救いようがない。マーベルお得意のエンディング後のワンシーンも意味ない。
もちろんのこと、これは今年見るすべての映画のワーストワンだけど、『コード・ブルー』の西浦正記監督はお仕事とはいえ、これで何がしたかったのだろうか。こんなものを平気で作るって別の意味で凄い。時間とお金をムダにしても、目撃するだけの意味がある、と書く事にした。一応、ね。