『るろうに剣心』を見る前にこの作品を見た。同じ日に2本連続で見たから、余計にその差は歴然で、この中途半端な映画の無残さが際立つ。剣心と比較するつもりなんか毛頭ないけど、それにしても、これは惨い映画だ。出来ることなら『バック・トゥー・ザ・フューチャー』と比較できるくらいのレベルであって欲しかったけど、残念ながら、そうもいかない。(当然かぁ。だって、あれは歴史に残る傑作だ!)
ここにはまるで緊張感がない。幕末にタイムスリップしてしまった3人の高校生と彼らの担任教師(石原さとみ)が、勝海舟(玉木宏)と出会い、幕末の動乱に巻き込まれていくのだが、自分たちの存在が歴史を変えてしまうかもしれないという不安や、果たして未来に帰れるのか、というドキドキやら、描くべきことは山盛りあったはずなのに、まるでどうでもいいとばかりに、終始し、たらたらつまらない話が続くのだ。
この緊張感のなさはただ事ではない。それなりにお金がかかった映画のはずなのに、いいのか、こんなことで。江戸城無血開城に向けてカウントダウンしていくお話のはずなのに、主人公のはずの勝海舟のぼんくらぶりが際立つばかりで、歴史に関与した高校生たちのドラマもいいかげんの極みで、もう何をどう見たらいいのか、わけがわかりません。
どうしてこんな映画を作ってしまったのだろうか。最初からこんなふうになるとは思いもしなかったはず。どこで、どう間違うとこんなことになるのか。教えて欲しい。壮絶な失敗作。劇場もガラガラ。
ここにはまるで緊張感がない。幕末にタイムスリップしてしまった3人の高校生と彼らの担任教師(石原さとみ)が、勝海舟(玉木宏)と出会い、幕末の動乱に巻き込まれていくのだが、自分たちの存在が歴史を変えてしまうかもしれないという不安や、果たして未来に帰れるのか、というドキドキやら、描くべきことは山盛りあったはずなのに、まるでどうでもいいとばかりに、終始し、たらたらつまらない話が続くのだ。
この緊張感のなさはただ事ではない。それなりにお金がかかった映画のはずなのに、いいのか、こんなことで。江戸城無血開城に向けてカウントダウンしていくお話のはずなのに、主人公のはずの勝海舟のぼんくらぶりが際立つばかりで、歴史に関与した高校生たちのドラマもいいかげんの極みで、もう何をどう見たらいいのか、わけがわかりません。
どうしてこんな映画を作ってしまったのだろうか。最初からこんなふうになるとは思いもしなかったはず。どこで、どう間違うとこんなことになるのか。教えて欲しい。壮絶な失敗作。劇場もガラガラ。