これってお話としては、まるで『ターミネーター』じゃないですか。しかも、それをシュワちゃんではなく、ブルース・ウイリスが演じるのだ。30年後の未来からやってきた男が、30年後の犯罪組織のボスを過去に遡って殺しに来る。今はまだ少年であるその悪の親玉を、その子の母親と、ブルースの30年前の自分が守る。このややこしい説明でわかりますか? 要するに20代の今の自分と、その30年後のハゲオヤジになった未来の自分とが戦うことになる、ということなのだ! タイムトラベル物、かつ、ハードボイルド。なんだか欲張ったのだが、あまり上手くいってない。
タイムトラベル物の派手なアクション映画を期待したのだが、話は地味で、しかも、それほど派手な見せ場はなく、なんだか拍子抜けした。だが、それでも最後まで我慢して見た。わざわざ劇場まで見に行ったのだから、当然の話だ。ハードボイルドに徹してくれたなら、いいのだが、前半は、なかなか話も読めないし、テンポも悪い。それは監督に全体の構成力がないからなのだ。もたもたして退屈する。ようやく後半になり、話が明確になってからも、2人の主人公の対決がなかなか始まらないし、それをどこまで派手に見せるのかがセールスポイントとなるのだろうが、あまり大したことはない。
大体、話がなかなか明確にならないまま、ダラダラ展開するのがまずよくない。摑みの部分で乗り切れない。それなりの派手な演出もするし、見せ場がないわけではない。だが、なんだか小粒な映画で、同じハゲオヤジの話なら、予告編でしていた『ダイハード ラストディ』のほうが絶対おもしろいはずだ。
と、かなり惨いことばかり書いてきたが、改めて思い返すと、これはこれでそこまでは悪くはなかったのかもしれない。期待しすぎたのがまずかったのだ。きっと。こういうB級テイストの映画もたまには悪くはない。もともとこの映画は、アイデア勝負の『ターミネーター』がライバルだ。でも、さすがに残念だが『ターミネーター』のような傑作ではない。もう少しスピーディーな展開で100分くらいの映画にすればよかったのではないか。残念。
タイムトラベル物の派手なアクション映画を期待したのだが、話は地味で、しかも、それほど派手な見せ場はなく、なんだか拍子抜けした。だが、それでも最後まで我慢して見た。わざわざ劇場まで見に行ったのだから、当然の話だ。ハードボイルドに徹してくれたなら、いいのだが、前半は、なかなか話も読めないし、テンポも悪い。それは監督に全体の構成力がないからなのだ。もたもたして退屈する。ようやく後半になり、話が明確になってからも、2人の主人公の対決がなかなか始まらないし、それをどこまで派手に見せるのかがセールスポイントとなるのだろうが、あまり大したことはない。
大体、話がなかなか明確にならないまま、ダラダラ展開するのがまずよくない。摑みの部分で乗り切れない。それなりの派手な演出もするし、見せ場がないわけではない。だが、なんだか小粒な映画で、同じハゲオヤジの話なら、予告編でしていた『ダイハード ラストディ』のほうが絶対おもしろいはずだ。
と、かなり惨いことばかり書いてきたが、改めて思い返すと、これはこれでそこまでは悪くはなかったのかもしれない。期待しすぎたのがまずかったのだ。きっと。こういうB級テイストの映画もたまには悪くはない。もともとこの映画は、アイデア勝負の『ターミネーター』がライバルだ。でも、さすがに残念だが『ターミネーター』のような傑作ではない。もう少しスピーディーな展開で100分くらいの映画にすればよかったのではないか。残念。