「絵本 星の王子さま」(サンテグジュペリ/池澤夏樹訳)

             

 ポピュラーだけど、手に取ってみると意外と難解な「星の王子さま」です。複数の新訳の中から池澤夏樹訳のものが子供向けに簡易版絵本になっていると知り、子供に読んでやろうと購入しました。

 アマゾンで届き、娘が絵本だと分かると早速読んでくれとせがまれたのですが、これは長いからお父さんが一旦読んでからねとなだめました。冒頭以外の内容をほとんど覚えていないので予習が必要です。

 絵本版とはいえやはり容易ではありません。大人のための絵本です。絵が優しくて登場する生物がユニークなのでそれなりに子供も楽しめるとは思いますが作者のメッセージは奥が深そうです。「かんじんなことは目では見えない、心で見るんだよ」というテーマはそのものずばり書いてあるので分かるのですが、その他、散りばめられている謎めいた会話、暗喩が何を言わんとしているのかパッと理解できません。ただ、どのシーンも抒情的で胸の奥に訴えてくるものがあります。読む年齢により捉え方の異なる物語、読み継ぎたいお話しなんだろうと思います。

 完全版を覚えていないのですが、細かく章立てして、題を付けているのが池澤訳絵本のオリジナルでしょうか。そうだとしたらこれは理解しやすい仕掛けだと思いました。


 もう少し読み込んでから娘に読み聞かせようと思います。


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サトウのごはん

            

 昼食は注文弁当、サンドイッチ、おにぎり、インスタントおかゆなどだったのですがそろそろ飽きてきました。最近のマイブームはサトウのごはんをメインにした和食セットです。和食を試したキッカケは数年前に「粗食のすすめ」をヒットさせた著書の最新作に日本人は、長年に亘り人体実験をしてきた和食、つまりご飯、味噌汁、惣菜を食べていれば病気にならない、健康によいと読んだからです。科学的な真偽の程は分かりませんが感覚的に大きく違ってはないんだろうなと納得できました。

 ご飯をコンビニで買うのは高いので、チンするサトウのごはんを試してみたのですが、まあ美味しいこと、驚きました。水分多めのクチャクチャな仕上がりは好き嫌いあるかもしれませんが私は十分。味噌汁はコンビニのカップスープを使っていたのですが、これもインスタント味噌汁にカップを使用すればもっと安くなります。

 どうせなら安くあげようとディスカウントのOKストアに行き、一式買い込みました。1食あたりの値段は次のようになります。

サトウのごはん(200g)  105円
永谷園のあさげ・ゆうげ  19円
ふじっ子のごだわり煮豆(食べ切りパック)  67円
鰹節パック  16円
海苔  無料(いただきもの)
箸 2円
カップ(少し大きい250mlのもの) 12円

合計 221円

 質素なのり弁風定食ですがとても豊かに感じます。安くて(おそらく)健康によく、そしてなんといっても美味しいです。


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