「次男坊」(銀座)

          


 岩戸にほぼ隣接しているビルの中二階にある蕎麦居酒屋「次男坊」です。


 昼のランチは、長男定食、次男定食、三男定食、そば定食、ざるそば定食、山形だしご飯定食(それぞれ、生姜焼き、そば、おにぎりなどがセットになっている定食)、これに【名物】と書かれたカレー南蛮と賄い裏メニューと書かれた冷や肉、この8種類の固定メニューです。


 どこにでもある蕎麦屋のランチ定食と思いきや、そうではありません。


 まず「冷や肉」(780円+大盛100円)です。ざるそばの上にこの店の昼の名物食材といえる甘い味付けの豚の生姜焼き(長男定食でも食べられる)が敷き詰められ、白ネギ、天かす、海苔もたっぷり載ります。
 これをピリ辛のめんつゆでいただく。食感、味と最高で、すごくおいしいアイデア料理です。昨年の夏は、ここのピリ辛めんつゆを真似て家で何度もそうめんや冷やしうどんを食べました。


 それとマイルドな味わいのカレー南蛮。そばかうどんの選択。どちらもイケるのですが、最後はミニライスにカレースープをかけて、即席カレーライスで締めます。こちらもしっとりうまい。


 その他では、一度だけ長男を食べたのですが、冷や肉、カレー南蛮の魅力が強くてその他のメニューにはまだいけていません。


 クールな女性スタッフ(おそらく奥様)が店の中を仕切っていて、淡々と空いている席にお客さんを通します。テーブル(2席)に一人で座っても相席にはなりませんが、4席テーブルはクロスで相席になります。こう混んでいると席の効率を優先してもっと相席をお願いするのが普通だと思うのですが、早い者優先、極力相席を避けるという居心地重視の蕎麦屋らしい対応を続けています。こういう店は混んでいて退散しても、また再訪して扉を開けたくなります。


 知っている人は知っていて、しかも店は狭いので常に混雑、なかなか席を確保できないのですが、昼時間を外して食べるときなどにこの一角に向かいます。




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