大好きなクラシック音楽、本、美味しいお店、旅行などの記録です。
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「ザ・ビートルズ1」
ビートルズのリマスター映像の発売。映像には興味がないというかそもそもビートルズを映像で楽しんだ記憶がないので今回の盛り上がりはパスと思っていたのですが、いろんなエディションがあり音も2015年に新しくリマスターしましたとありました。
買う予定はなかったのですがアデルの新譜目的に音楽ショップに行って、いろいろ見て、ELOの新譜、ドン・ヘンリーの新譜もあったのですが、比較、ビートルズにしました。
以前の売り方から東芝EMIは好きではなかったのですが、今回の帯を見ると、ユニバーサルとアップルとあります。マイケルジャクソンが買ったりとか随分昔に読んだ記憶もありますが今の権利関係はどうなっているのでしょうか。
音はすごくいいです。生々しく分厚い。リンゴってこんなにドラム上手かったの(本当に叩いているならですが)。もう何年前になるのか前回リマスターとの比較をする気力はもうありませんが、すぐそこで演奏しているようです。
今更ですが、ビートルズ最高です。立ち上がって音楽に体を揺らしたくなります。当時、生で聴いた体験した人達の感激は堪らないだろうなとようやく実感できるようになりました。
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「マックス・ローチ&クリフォード・ブラウン/イン・コンサート」
今読んでいる村上春樹の紀行文集にタイムマシーンがあるとすればどこに行きたいかという話しがあり、「1954年のニューヨークに飛んで、そこのジャズ・クラブでクリフォード・ブラウン=マックス・ローチ五重奏団のライブを心ゆくまで聴いてみたい。それが僕の望むことだ。」とあります。
その1954年の4月と8月のライブ演奏です(場所はカリフォルニアですが)。私はクリフォード・ブラウンが大好きなのですが、ウィズ・ストリングズから入ってそればかり聴いていたので、一連のマックス・ローチとの演奏はピンときていなかったのですが、今年観た映画をきっかけに見直すことになりました。
「セッション」、音楽学校でジャズドラマー志望の若者を鬼教官がシゴキまくる映画。久しぶりに満席の映画館で映画を観ました。低予算制作ながらアカデミー賞3部門受賞の衝撃作、問題作。果たしてこの演奏はジャズなのか賛否両論も当然です。おそらく議論になるのを見越した確信犯的な映画ですね。
映画を観終わった後、ジャズ好きの友人とバーで夜遅くまで議論してみたくなりました・・・が、そういえばジャズ好きの友人、そんな人いませんでした。
こういう叩きまくるジャズドラムの演奏ってあまり聴いたことはなく(演奏の途中で各パーツが順番にソロを披露するのはお約束ですが、ここまで長いドラミングはあまり記憶にありません)、マイルス・デイビスとのトニー・ウイリアムスとか・・・CDを探したところ、改めて購入するまでもなく何枚も持っていました。マックス・ローチとクリフォード・ブラウンです。
名盤の誉れ高いスタディ・イン・ブラウンなどもいいのですが、2回のコンサート(4曲+4曲)をまとめた「イン・コンサート コンプリート・バージョン」がいいです。
熱い熱いドラム、ドンドンドン、ドンドン、ドンドコドンドコ、ドドドドド・・・陶酔の世界に誘うドラミングです。録音の悪い非公式ライブ盤にはもっとすごい演奏もあるのですが、正規盤ではこれが最高です。長いソロは①ジョードゥ③君にこそ心ときめく④パリの舗道⑤神の子はみな踊る⑧クリフォード・アクスにあります。
もちろん、クリフォード・ブラウンのトランペットもよくて(上記の逆で②言い出しかねて⑥テンダリー⑦サンセット・アイズが特に痺れる)、このディスクの評価も基本そこなのですが、影の主役は瞠目のドラム演奏です。
なぜ「マックス・ローチ&クリフォード・ブラウン」とたまたまリーダーなだけのドラマーの名前が表記されているんだろうという長い間の疑問がようやく解けました。双峰です。CDのライナーノーツにも最後におまけのように「書き落としたが、マックス・ローチのすぐれたドラミングも聞き逃せない」とあるだけで笑えます。
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