グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

有珠善光寺の森の古木と有珠湾

2010年11月06日 | 室蘭の景色
隣街、伊達市の有珠善光寺は西暦1804年に、徳川幕府の肝いりで建立された。東京(江戸)
の芝増上寺の末寺として、国の重要文化財にも指定されている道内最古を誇る有名な寺。
境内、本堂の裏山には自然そのまま、鬱蒼と古木が生い茂る森が広がる。さらに、隣接して、広大な
有珠善光寺自然公園が設置されている。
本来は、桜の名所で、敷地内にはエゾヤマザクラを始め、約1,000本の桜の木が自生している。
5月の上旬頃からの開花期には、大勢の花見客でにぎあいます。
 また、今の時期は落葉樹やサラサドウダン、イタヤカエデ、山もみじ等の黄色や紅色の葉が織り成
す紅葉も絶景です。




本堂の前には、推定樹齢250年の大銀杏が大きく枝を広げ、葉を黄金色
に染めて鎮座している。


もみじ。品種は解らないが他の もみじの木々より、一際鮮やかに紅葉し
ている。


本堂の敷地内の裏山には、樹齢百数十年を越す古木が数多く自生して
いる。殆どの木が株元には巨大な石を抱きかかえるよう根を張っている。
 数々の巨石は、江戸時代に大噴火を起こした有珠山から流出して来た岩石。
200年近くも、この状態で・・これからも生育を続ける古木の逞しい生命力に驚
きと感動を感じます。











善光寺の前には、風光明媚な有珠湾が広がる。湾の入口付近の海面は
僅かに波立っているが、湾の奥は湖水のように水面は穏やか。有珠湾は天然
の良港。海岸線は複雑な地形が入り組む。道内では、珍しいリアス式海岸。
海岸には遥か昔に有珠山が大規模な噴火起こした痕跡、火山性の岩石が目
に付く。
また、この湾は遥か遠くシベリアから、越冬のために飛んで来るオオハクチョウ
の飛来地としても有名です。






コメント (2)
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