遥か遠く繁殖地のシベリアから、今年もオオハクチョウの群れが幌別川に飛来した。
3,000kmの長旅。穏やかな日の飛行速度は60k、追い風で飛ぶ時は80kほど。さらに
気流に乗ると時速100kの速さで飛ぶと言う。当然だが、晴天の日ばかりはない。荒天の日
は途中 着地。この小さな身体で、さらに、幼鳥連れ。いったい何日かかって到達したのだろ
う。もっと小さな渡り鳥もいるが、何故か、オオハクチョウを見るたびに思う。群れには、まだ 羽がグレーの幼鳥も混じる。3,000kmの長旅の疲れ
をゆっくり癒してほしい。オオハクチョウは、来年の3月、シベリアに 飛び立つ
まで、この川面で冬を越します。今の時期、幌別川に飛来した オオハクチョウは20数羽ほど。本格的な
冬が訪れると、百数十羽のオオハクチョウの群れで 川面は埋め尽くされます。
オオハクチョウに混じり、マガモも羽根を休める。
マガモ。♂の頭部の羽色は、青色~緑色、光線を受けると鮮やかさを増す。
さらに、胸元の白輪のネックレス模様がオシャレな水鳥です。マガモの♂と♀、見るたびに思う。夫婦・恋人同士なのか、何れにせよ、
マガモは仲睦ましい水鳥です。近頃、寒さが増して来た。当地より、さらに寒い北の土地から南下して来た
のだろうか?マガモの家族。オオハクチョウの群れと共存するように餌を求め啄
む。初冬の穏やかな陽だまりの一コマです。