先日まで、庭には30センチほどの雪が解けずに積もっていました。このところの気温の上昇で、雪が
解け、2か月半ほど積もった雪の下で、冬を越していました植物が姿を現しました。
我が家の庭で、育てています草花のほとんどは、寒さに強い多年草と宿根草、そして球根草です。今回
は、主だった常緑多年草の紹介です。
ユキノシタ。本来の自生地は、北海道を除く本州方面ですので、道内で露地栽培しているのは稀です。
当地の厳寒期の外気温は 氷点下7℃ほどにもなります。細い根を石や土の表面に貼り付かせ生育。何
故、凍り付かないのかと不思議に思うほどです。このユキノシタは、十数年前に、新潟県柏崎市から持ち
帰り育て続けています。
アラビス プロクレンスです。このように常緑のまま、雪の下で冬を越してきました。春一番に、細い茎の
先に白い小花を密に咲かせます。生育旺盛なアブラナ科の寒さにとても強い多年草です。
ムラサキナズナ。和の響きを持つ草名ですが、正式の名はオーブリエチア。初夏の頃になると、4弁の
青紫色の小花を群がるように咲かせます。この植物も寒さをものともしません。 ツルハナガタ(蔓花形)。花は初夏の頃に可憐なピンク色の花を咲かせます。原種は、中国中南部や
ヒマラヤ地方の高地に自生するサクラソウ科の常緑多年草です。