噴火湾の上空を、道内の日本海側から吹き付ける季節風に押されて、雪雲が
次から次へと東の方角に流れて行く。
室蘭港の外防波堤越し、対岸の渡島半島に君臨する標高1131mの
北海道駒ケ岳を望む。当地からは、噴火湾の大海原を隔て直線距離で
37Kmほど離れる、山容は どことなく 富士山に似た稜線を描く。
上空は強く冷え込む。太陽光を横切る高層雲が、雲の縁を虹色に染める。
港外は噴火湾の大海原、一帯には 道内有数のホタテ貝の養殖漁場が点在。
早朝から 養殖場で作業を行っていた漁船が エンジンを轟かせ漁港に戻る。
甲板には、手塩にかけ 育て上げた3年物のホタテ貝を満載。
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室蘭港の外防波堤越し、雪雲が噴火湾の上空で雪を降らせながら、西の方角から
東の洋上に向かい流れる。