冬の陽射し受けた立木の影が、純白な雪原をキャンバスにモノトーンの模
様を描き出す。この雪原は我が家から、車で走ること 僅か10分程離れた場所
に広がります。
夏には、一面に青々と茂る牧草が風に波打つ。室蘭岳の裾野に広がる牧
草畑。雪の白さと空の青さとのコントラストが、限りなく爽やか。新雪をかぶった
雪原を 通り抜けた エゾシカが点々と足跡を刻む。
今日の日中の外気温度は、-3℃の真冬日。ゼラニューム アメリカーナは、
室内の鉢植えでも咲く花の少ないこの時期。華やかに花を咲かせてくれる貴重な
ゼラニューム。
部屋の温度は、暖房を停止している夜間は15℃、日中は24℃程。日照時間を
除けば、当地の夏場の屋外とほぼ同じような生育環境です。
シンビジューム。今シーズンも花芽を5個ほど付けた。あと、半月も経てば
花を咲かせてくれそうな勢いで、花茎を伸ばし蕾を膨らせています。
カランコエは冬の室内花の定番。カランコエの花色は多彩だが、似た花色
を見かけるが微妙に異なる。結果、この花色が好きで親株は3年ほど栽培を続
けている。一方、毎年、挿し木を行い新し株を増やしています。
2~3日前から、多肉質の葉をガラス越しの日射しに輝かせながら、紅色の4弁
の可愛い花を咲かせ始めています。
マルバストルムは、初夏の頃、サーモンピンク色の、ほのぼのとした花を
咲かせる。花を付けない、この時期の葉色は瑞々しいグリーン~ライム色。
さらに、葉形と、やや匍匐性の茎は観葉植物としても一服の鑑賞価値のある
アオイ科の耐寒性多年草です。
原産地は熱帯アメリカ。ムラサキオモトの正式名はロエオ、赤紫色の葉裏
と葉表の薄緑色のコントラストが美しい。
元々は熱帯育ちの植物だが 伸び過ぎた葉茎を摘み取り水に挿すだけで、容易
に発根する生育旺盛な常緑多年草です。
このところ当地は、ドップリと冬将軍の支配下。日射しはあるが、強く冷え込
む酷寒の日が続く。
今の若い方々は、使わなくなった言葉だが、年長者の口から飛び出す、『しばれ』・
『今日は、しばれるね~』、時として挨拶言葉。ピッタリと当てはまる、空気も凍って
しまいそうな厳しい冷え込み。
元々、この言葉は津軽~北海道の方言。当方の出身地は関東だが、心地よい
響きを発する 好きな言葉の一つ。これからも、永く残って欲しい方言です。
古くから伝わり続けられている言葉には、その土地の風土に根ざした生活の香り
を感じます。
冬の追直し漁港。度々、当方のブログに登場する漁港。
外海、太平洋に面し四季折々の移り変わりを顕著に見せてくれる、好んでカメラ
に撮り込む風景です。
追直し漁港は市街地に隣接する大規模な漁港。市内は元より、近隣の市
町村への海産物の供給基地。今の季節は、スケソウダラの沖合底引き漁船で、
賑わう風光明媚な漁港です。
室蘭岳の山麓、標高200mほどの高台。ここまで登ると、全てのものが澄み
渡り目に映り込む。雑木林の木々と緑の葉を茂らすクマザサを除き、雪に覆われ、
柔らかな冬の日差しに輝く銀世界が広がります。
周辺は、雪をかぶった広大な牧草地、風を遮るものが何もない。風下の
牧草地の崖、雪のしひさし雪庇が今年も出現。自然が造り出す美しい雪の造形
です。
大寒を前にして、道内の上空には、超一級の寒波が居座る。内陸部では
-29°、同じ北海度に暮らす者でも想像を絶する寒さ。
当地の今日の最低気温は-10℃。噴火湾を渡ってくる、北西からの冷たく強烈
な風が吹き付ける。天候も短時間に、晴れ・曇り・雪と順不同でめまぐるしく豹変
する真冬日でした。
室蘭港の入り口に浮かぶ大黒島は、室蘭八景の一つ。島の周囲は700m
高さ35メートルほどの小島。1974年に永き歳月の灯台任務を終えた。今は、
港の周辺の景観の要のように浮かぶ、室蘭を代表する景勝地の一つです。
蓮葉氷は、厳寒季の当地の風物詩。例年の出現は2月初旬、今年は寒さが
厳しい。早々、港の一角に出現し始めました。
今日の蓮葉氷は誕生したばかり。寒さが増すに連れて、本来の蓮の葉の
ような形に成長するのが楽しみ。これからも、度々UPしていく題材です。
地元紙でも、蓮葉の氷は冬の風物詩としてトップ記事です。記者の方と偶然
同時に取材。本紙に当方の短いコメントを掲載していただく。
今日の日中の気温は-6℃、今シーズン最高の冷え込み。道内の内陸部で
は、-24℃を記録した地域もある。当地は、この時期から2月初旬頃までが一年
で一番寒さが増します。
隣街の登別市幌別川、今年も、遥か遠くのシベリアから飛来したオオハクチョウが
越冬中。近ごろ周辺は気温が低い。さらに、暖かい地を求めて南下したのだろうか、
例年に比べ30羽程と数が少ない。
あと2ヶ月、この地で英気を養い3月の中旬頃には、3,000kmほど離れ
た繁殖地のユーラシア大陸を目指して旅立ます。
2012年、当ブログに登場する初の夕日。西の空をスクリーに映し出される
夕日の光景は、自然界の中で特に、印象的に心に滲み入る。当然だが2度と同
じ夕空は出現しない、 一期一会の世界の極め。
対岸の渡島半島は噴火湾を隔て37km彼方。半島の上空には薄雲が横に低く
たなびく、新春の穏やかな夕暮れ時です。
〔自然を前にして、思うこと〕
昨年は誰もが経験した事がない、計り知れない自然の脅威を見せつけられた。
一面、普段は安らぎを見せてくれる素晴らしい自然。しかし、時代がどんなに進歩し
ても自然が発するエネルギーを侮れない事を改めて知る。
東日本大震災で被災された方々は、永遠に忘れ得ないだろう。一方、被害地から遠の
く程、また、時の経過に伴い水紋が広がるように記憶が薄れるのも人の常かと思う。
自然が発する無限大のエネルギーを消滅させることは困難。でも、この機会に自然
災害への備えを方便の想定外ではなく、真の防災・安全の確保を国政を担う人、企業
家、そして国民の一人一人が心を一つにして実現しなければならない。
備えの構築を成し遂げる事は、今、この時代に生きる者が、後世への遺産として引き
継がなければならない責務と思う。
一方、自然界との共存は、人類が永遠に抱き続ける課題の一つ。小生の無い頭を絞り
提言、震災日3.11を風化させたくない。防災に対し国民全体が振り向く日として
是非、国政を担う人たちに法制化の実現を望みたい。
年が明け、当地の日の入り時間がだいぶ遅くなり始めた。日暮れの時間
が遅くなり始めると、毎年の事だが何故か心が軽やかになる。
今日、当地の日の入り時間は16:15分、カメラアングルは室蘭市崎守埠頭
から西空の光景です。
連日のように、ドラマチックな夕日が出現しています。昨日8日の夕日です。
この季節になると、噴火湾の上空は雪雲のメイーンストリート。流れる雲が太陽
を遮り、様々な光の散乱現象を見せてくれる。
カメラアングルは、上記投稿記事の画像と同じ場所 室蘭市崎守埠頭から西空
の眺望です。
Nikon D3100(NIKKOR 55-300mm.ED)
今日の朝は、透き通るような冬の空が広がる。街に隣接する雪をかぶった
牧草地の上空。冬の青空を背景に、雲が遥か東の洋上をめざし北西の風に運
ばれ足早に流れる。
撮影機材:Nikon D3100(55mm/300mm) & PENNTAX X90 & SONY Cyber-Shot
ベニシタン(紅紫檀)、雪の積もった庭で赤い実は一際、鮮やかに目に映る。
間もなくすると、山野の木の実が乏しくなると野鳥が庭に飛来、春になるまでには、
全ての実は食べ尽くされる。毎年繰り返される我が家の庭の歳時です。
ブルーデージ、別名では瑠璃雛菊。薄水色の花色が好きで育て続ける。
耐寒温度は5℃。当地での栽培は半耐寒性植物扱い、必然的に冬は鉢植えで
室内での栽培。昨年の暮れごろから蕾を膨らませていたが、ここにきて一挙に
瑠璃色の清楚な花を咲かせ始めています。
スケソウダラの沖合底引き漁船が、追直し漁港の岸壁に5隻ほど接岸している。
安全操業と大漁祈願、舳に掲げた大漁旗と日章旗が、新春の陽射しと潮風を受けて、
はためく。
室蘭港の小型船舶の船溜まり。マストと舳に、松の枝・しめ飾り・日章旗。
港の一角で、新年を祝う正月飾りを掲げています。