六月になりました。
田んぼではカエルの合唱がはじまり 友だちから「初蛍」の話がとどきました。
野山の草木もゆたかに 空気がしだいに濃くなっているのがわかります。
幼かった苗もそろそろ一人立ち・・・、田植えも間近になりました。
さて、五月のあまつちひと「自然農のつどい」を写真を見ながら ふりかえってみます。
今回も、初めて自然農の田畑に出会われる方が何人かおられました。
まずは田んぼに立たれて、草草や虫たちが盛んに活動をしている様子や
全体の営みを感じていただくことから始まりました。
耕さず、虫や草草とともに、持ち込まず持ち出さず、手作業で楽しむ自然農です。
そして、四月に種降ろしをした苗床の草取りです。
田んぼのなかに作った苗床では、ほとんど水やりをすることなく苗は育ちます。
そして、健康でたくましいです。
秋に黄金色に穂を実らすその田んぼの一画で、籾から育ちます。
ここで育ち、ここで実り、ここで次のいのちへと巡る・・・、一枚の田んぼで完結するいとなみです。
都会から移住されてこられた方々も多く、
「これは草でしょうか? 苗でしょうか?」
というほほえましい質問が毎度かわされますが、
すぐに 誰もがお米の苗を見分けられるようになってゆきます。
苗とアマガエル きれいな黄緑色で 似合っています。
目を上げると 山々の若葉も さわやかな五月の色をしています。
畑では、一人ひとり鋸鎌を手に
葉もの、ごぼう、にんじんなどの成長を楽しみに 全体の草刈をしました。
はじめての方も みなさん積極的に作業に参加をされるので 頼もしいなあと思います。
この集いでは遠慮はいりませんので、しっかりと見ていただき、体験していただき、
実践につながる学びにしていただきたいと思っています。
春野菜のえんどうとキャベツの収穫、
夏野菜のナス、ピーマン、スイカなどの苗の植え付けをしました。
自然農の田畑では 土が表にさらされることなく
草草と虫たちの亡骸の層が 上に上に 重なっています。
たくさんのいのちが活動をさかんにしている そこでお米や野菜が育ちます。
ソラマメ、美しく順調に育っています。
自然界にはたくさんの緑色がありますが、この色もすてき・・・。
うっとりと眺めます。
最後に さつまいもの植え付けです。
ここの畑は 見晴らしがよく さわやかな風か吹き渡ります。
周囲の草草も 光っています。
みなさん 秋の収穫をイメージされているのでしょうか・・・。
16:00から シェアタイムです。
手作りおやつとお茶をいただきながら 今日の感想など聞かせていただきました。
また今回は、参加者の方々が持ち寄ってくださった種を みなさん思い思いにいただかれて
心はずむ うれしい集いとなりました。 ありがとうございました。
次回は6月16日土曜日です。 (参加費500円。)
受付は昼食時間にさせていただきますので、10:00に田んぼ集合でお願いいたします。
日程・地図など 詳しいご案内は下記URLよりご覧くださいませ。
一年間の日程表もあわせて掲載しています。
http://blog.goo.ne.jp/prism369/e/2401a5218e04a219d24a6ea324081e86