君は銀河の青い風  八木真由美 岡山

自然に沿って、自分につながって、
心地のよい光とともに。
竪琴ライア 自然農 ライトワーク ヒンメリ

  

自然農・はじまりのときを想う

2012年06月24日 | 自然農 岡山 稲 

 

川口由一さんに初めてお会いしたのは 「自然農 川口由一の世界1995年の記録」の

記録映画の上映会が1997年秋に広島で開催された時でした。 

台風のなか、妹夫婦たちが主催する会場につくと あちらから歩いて来られる川口さんと目が合いました。 

映画の後、初対面でしたのに川口さんに・・、三ヵ月後に岡山でも上映会を開かせていただきたいとお願いをいたしました。

あとから思うと不思議です。 (そのときも不思議ではありましたが・・。)

 

ことさら農業に関心を抱いていたわけではなかった私が、なぜ・・・・。

きっと 心の深いところでは 何か大切なものをキャッチしていたのでしょう。

 

翌春から上映会を一緒に主催した友人たちと お米を育てることになりました。

全然勉強もしていないのに、周囲に教えてくださる人もいないのに、 先のことは考えずに・・・・。 (笑)

いったい何が心を動かしたのでしょう。

 

それは映画で拝見した 川口さんの「草原のような田んぼ」 です。

その風景をこころに浮かべると 美しいしらべがどこからともなく聴こえてくるのでした。

そして まるで風にそよぐように・・・・わたしの身体はしらべにあわせて心地よく揺れるのです。 

ああ、いい気持ち~。 

映画の場面を思い出すたびに 「あの美しい草原のような田んぼに立ってみたい・・・・、」という想いは深まり、

憧れのまなざしは いつしか現実へと・・・・・。

 

なぜなら 「私たちにもきっとできる」 という 根拠のない確かさのようなものが、 

そのしらべを聴いていると どこからともなく沸いてきたのです。

それは この星からのメッセージだったのでしょうか・・・。

そんなふうに牧歌的ともいえるような のどかな感覚から始まった自然農のお米づくりですが、

それは とても とても よかったなぁ~と、今でも思っています。 

 

                                               岡山・吉備中央町・大北農園さん 2012・6・16

 

上の写真は あまつちひと「自然農のつどい」の呼びかけ人を一緒にさせていただいている 大北さんご夫婦の田んぼです。

今年で自然農8年目の田んぼは、やさしい草草のいろどりにそよいでいます。 ただ そこにいるだけで癒されます。

映画で魅了された川口さんの草原のような田んぼを なつかしく思い出しました。

本当に美しいなあ と思います。

冬草と夏草のめぐりが 自然のままになされているのでしょうか・・・。

 

この星の清らかないのちのままに ここで たくさんの草草や生き物が生死に巡り 

そして お米のいのちも この舞台で 育まれます。

自然に沿って生きることは 美しくて 豊かなこと・・・と、 あらためて感じ入りました。

 

 

 

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