自然農稲作教室 二月
あいにくの雨降りで実習はお休みしまして
傘をさして田畑の見学をいたしました。
二月の実習田は
冬草や昨年ふりまいた稲わらの様子などから
時がめぐり、春が近づいていることを感じました。
耕さず18年目をむかえるふかふかの田んぼでは
寒い冬にも 静かないのちの営みを感じます。
お米づくりの準備も
自然界が自ずから行ってくれていますね。
少々の雨なんか平気!
実習がしたいです、と元気なみなさんですが
二月の雨の日ですから、風邪をひいてもいけません。
今月は山に竹取り &
畝づくりの続きをする予定でしたので
次回三月の苗床づくりまでに
お天気のよい日を選んで
実習日を作ることにいたしましょう。
ずいぶん冬草の緑が目立ってきた実習田
私の畝では麦がゆっくりと育っています。↓
こちらは畝づくりの途中です。
畑にする予定です。↓
お米 麦 豆を一反の田畑で(隣同士)
育てることができたらいいなと考えてます。
田畑の見学のあとは、お部屋にて
「種子のこと いのちのこと」について
感じたことなどを話し合いました。
問題を生きるのではなく、答えを生きることですね。
さらに自然界生命界の営みに沿った生き方について
みなさんと想いを巡らせてみました。
冬は「蓄える」季節ですので
夏のように「発散する」過ごし方は
心身を損ねますよ・・という話の流れから
みなさんに冬の過ごし方や楽しみについて
シェアしていただきました。
こたつでまったり
鍋に熱燗
暖かなココアに読書
カニを食べる
味噌づくり
お餅を焼いて醤油味でいただく
山に登り朝日をあびる
お布団のぬくもり
冬の西日のぬくもりに癒される
シンプルで美味しいおやつ作り
などなど💕いいですね。
わたしはヒンメリづくり
ダーニングなどの手仕事を楽しむ冬です。
汗ばむほどの農作業はしないように心がけ
身体を動かすのは拭き掃除などの家事で行い
コタちゃん(猫)をお膝に抱っこして
読書やイメージ瞑想をしたり
ゆったり過ごしています。
それからみなさんと
「宇宙」からはじまる連想ゲームもしましたよ。♫
ぐるりと一周まわって「情熱」で終わりました。
生じ滅しする現象界に生きる私たち人の概念では
とらえ難い絶対的な宇宙
対の絶えた世界である宇宙の大元
大いなる存在のお話は
自然農に出会われた方々に
ぜひともお伝えできたらと思う
最もたることです。
絶対界に立って生きることで
適期的確に喜びとともに
作物を栽培することができると思うからです。
それには相対を超えた境地の体得が必要になりますね。
わたしも目指すところです。
そして三月 四月実習の
具体的な学び(予習)もいたしました。
苗床づくり モミまきについてです。
苗床の面積やモミの量なども計算いたしました。
1畝の作付けに対して、籾が1/2合
みなさんは0.4畝の作付けですので、
苗床は、1m×0.8m
種籾は、36㏄ほどです。
自然農はいのちの無駄をせず
よくよく見つめれば
人の労働力の無駄もしていません。
地球規模で考えても最高に効率の良い在り方だと
私は思っています。
今月は各自の畝も決めていただき(一人0.4畝)
苗床をつくるに相応しい場所も考えることができました。
いよいよ三月からそれぞれの畝で実習が始まります。
わくわく心が弾みますね。
ところで、余談ですが
おやつに「なかしましほさんのレシピ」で
バナナとクルミのマフィンをみなさんといただきました。
すぐに「なかしましほさんのレシピいいよね~」の声が
3~4人の女性から聞こえてきました。
みなさんよくご存知でうれしくなりました。
しほさんのシンプルなヴィーガンおやつ、人気ですね。
今月は実習はありませんでしたが
言葉を通しての学びでは
みなさんのお話も聞かせていただき
実に楽しい時間となりました。
ありがとうございました。
八木真由美
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