先日、尾道~鞆の浦へと日帰り旅行をしてきました。
今回の目的は「源氏物語絵扇面散屏風」の拝観です。
聖徳太子の開基と伝えられる真言宗泉桶寺派の大本山浄土寺に向かいました。
屏風絵は保存状態がとてもよく、美しく色鮮やかでした。
繊細で情緒があり、物語のそれぞれの場面の彩が豊かに現されていました。
60面の扇面には、それぞれ自然の花木が描き添えられ
四季の風情が流れるように配置され奏でられています。
同時に源氏の心のさまや、その人生の悲喜を、
屏風を縦に観ることで、または横から観ることで、
味わい深いお話しのストーリーを、色んな角度で感じることができるとのことでした。
宝物殿の担当の方より解説をいただきましたが、
歴史をひもとく楽しさにあふれ、豊かな知識と感性と新鮮なまなざしで、
細やかにいきいきとお話しをしてくだいましたので夢中で聴かせていただきました。
一枚ずつ丁寧に見せていただきたいと思いましたが、とても時間が足りません。
名残り惜しく・・、また必ず訪れたいと思いました。
こちらは、木造聖徳太子立像です。
この旅の帰路、終身護符のお守りをいただきました。
尾道のお写真と般若心経が記されておりました。
バスの中でそれを手にしながら、般若心経のことに想いを馳せることにもなり、
次へつながる思いが私の中に芽生えてきたことも嬉しく、豊かな一日に感謝でした。
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