クアトロの父の統計によると、クアトロが良かったという情報の伝播と良くなかったという伝播の比率は1対3である。
良くなかったという情報の方が三倍広がりやすいという統計になつている。
これは、良かったという情報は独り占めしたいもしくは、友達が少ないという条件が作用すると思われる。
たとえば美容室で、雑談をしていると、
「とても美味しいスパゲッティ屋さんを見付けたのよ」
「とても美味しいスパゲッティ屋さんを見付けたけど秘密よ」
「とても美味しいスパゲッティ屋さんを見付けたけどひとりで行きたいわ」
と云った会話が多い。
ところが、クアトロへ食べに行ったのに貸切で入れなかったとか、満席で断られたとなると
「せっかく行ったのに失礼なお店だわ」
と、美容室の他のお客さん三人ぐらいに話をする。
クアトロの父は、この対処策として、良かったことと良くなかったことの比率を6対1ぐらいに引き上げる方針だ。
本日のディナーは突然ですが貸切のため一般の営業を休ませていただきます。
明日からは、特上ウニのパスタや自家製イクラを使ったパスタや旬の真イワシ・新サンマなど良いことたくさん用意しております。