ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

イクラ物語

2011年09月09日 | 食材の話

Img_1885 人間と云うものは罪深いものだ。
北の海で、何年もつらい思いをして大きくなり卵を抱いて故郷へ帰る鮭。
その鮭の筋子をイクラにして食べてしまう。
クアトロにも立派な鮭の筋子が入荷した。
さっそく、ぬるま湯で洗い、丁寧に卵をほぐして、しょう油と味醂の液に漬け込む。
自家製のしょう油漬けイクラを仕込んだ。
鮭の筋子もやや小粒で皮が薄からず厚からずの時が一番に美味しい。
今回の筋子は申し分ないものだ。
さてこのイクラが出来れば、鮭とイクラのスパゲッティとか、タラコとイクラのスパゲッティとか作ろうかと考えるクアトロだ。
美味しいイクラと鮭の筋子の不幸な物語を天秤にかける。
やはり、筋子の不幸な物語はすぐに忘れることにする。
人間の思考というものは便利なものだ。

コメント
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