今日のクアトロのおすすめのひとつは、ホウボウのアクアパッツァ。
まず、ホウボウとは深海魚で冬が旬の魚だ。
刺身でも煮付けでも旨いが、やはりアクアパッツァがお勧めだろう。
そのホウボウの名前の由来は諸説ある。
浮き袋を使ってホーホーと鳴くからホウボウと云う説。
海底で方々歩き回るからホウボウと云う説。
クアトロのホウボウのアクアパッツァを食べると美味しくてホーと皆が感嘆するからホウボウと云う説などが有力だ。
そしてアクアパッツァとはイタリア語でビックリ水とか暴れ水とかいった意味だ。
魚を姿のままグリルし、そこにワインやアサリのダシなどの水分が加わり煮込まれる。
そしてグツグツとスープが煮える状態がアクアパッツァである。
魚の内側からも充分に旨みをスープに引き出す。とても洗練された魚料理の手法である。
漁師が寒い海の上で海水を使って船に揺られながら魚を煮ていたのが始まりかもしれない。
まだ寒さがつのるこの時期に、気の合った人と気取らずに、箸を突っつきながら夢中になって食べたいホウボウのアクアパッツァである。
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