ドアの向こう

日々のメモ書き 

絵にっき

2011-09-01 | こころ模様

  朝顔や路地に日の射すこの時刻    鈴木 真砂女

 
  
 あさがほの花びらの縁(フチ)疲れ来ぬ   篠原  梵


   朝顔の紺の彼方の月日かな      石田波郷
   
朝顔やおもひを遂げしごとしぼむ   日野草城

 朝顔は 秋の季語    朝顔の苗   夏の季語

           -☆-

  朝顔をみると夏休みを思いだす。 絵にっきは対象が何であれ好きだった。 植物の観察日記、 小動物の飼育日記。 何があっても忘れずたのしみに書きつづけた。 絵も子供ながら凝っていた。  
 転校したその年はアヒル日記。 伯父が飼ってた家鴨のヒナをみつめた。 そこは養鶏場でニワトリは何万羽。 アヒルも一羽か二羽じゃなく、 囲った広場で百羽くらい。 臭いもきつい、 でも がまんした。 
 泥にまみれて水浴びする。 ガアガア賑やか、 餌をもらうのもすさまじい。 羽音や埃。 地面はこねられていつもぐちゃぐちゃだ。 毎日代わり映えしないけど、 おなじ絵にならぬよう工夫した。 さまざまな形態を描いてどうにかつないだ。   

   朝顔のべたべた咲ける九月かな    長谷川かな女

 きょうから九月、 夏休みは終わっても、 ここの絵日記はのろのろと続きそうだ。
  台風がゆっくり近づいてくる。

 

  

 

 

コメント
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